伊達之都 奥州白石手漉き和紙
     奥州白石手漉き和紙
 平安の昔、陸奥紙のことは清少納言や紫式部が枕草子や源氏物語の中で記しています。それによれば、陸奥紙は、ふくよかに、清く、うるわしく、気品のある格調高い紙でありました。宮中の儀式の時に使われる最高礼装の際たとう紙として懐中されたり、香を焚き込め、手巾代わりに用いました。水に濡れても丈夫で、物を書くだけではなく多分に実用性も備えています。
 陸奥紙の伝統は梶の木楮(かじのきこうぞ)を原料とする白石和紙に受け継がれ、江戸時代に伊達政宗公の殖産奨励保護の下に、その臣白石城主片倉小十郎の生産奨励により急速に発展しました。書画用としてだけでなく、紙子(かみこ)、紙布織(しふおり)の二種の紙衣料も産しています。丈夫で夏は涼しく、冬は暖かいという特性を生かして、紙子は江戸時代の庶民大衆の防寒衣服として愛用されました。また、紙の織物として有名な白石紙布織は、公卿将軍家諸大名衆などに夏の礼服として着用されました。
 現在なお、その古格を保持して漉き続けられる白石和紙は、国宝修理用紙に指定され、書画用、賞状やカードに、衣装、装幀などに広く愛用されています。また古い紙子型染のために使用された模様を彫刻した板を利用して作られる拓紙は、札入、印鑑入、ブックカバーなどに仕立てられています。
 伊達政宗公以来、継承されてきた白石和紙を『伊達之都』ブランドの商品として、改めて次の世代に送り出します。
二ツ折カード
WC-1
奥州白石和紙
一枚手漉き二ツ折カード
630円
はがき
WC-2
奥州白石和紙
一枚手漉きはがき
368円
ブックカバー(大・小)
大 WB-1/小 WB-2
奥州白石和紙 
拓紙ブックカバー(大・小)
大 2,625円/小 2,415円

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