慶長十八年(一六一三)、伊達政宗公の命を受けた支倉常長は、領内で造船された「サン・ファン・バウチスタ号」を用い、宣教師ソテロとともに仙台領月の浦(現宮城県石巻市)から太平洋、大西洋を横断してイタリアのヴァチカンへと渡りました。彼らは、教皇パオロ五世に謁見し、伊達政宗公の書状を手渡しました。しかし、その頃から日本では次第にキリシタン弾圧が本格化しており、その情報も逐次教皇へも届いていました。そのため使節の目的である、欧州との通商をはじめ、ほとんど成果を得られぬまま帰国せねばなりませんでした。 このようなキリスト教弾圧と、その後に続く鎖国の断行は、この時期のキリシタン美術の様相を伝える材料を失わせ、多くを知ることができなくなりました。従って、「慶長遣欧使節」といわれる支倉常長らが、様々な危機を乗り越えて持ち帰った品々の重要性が指摘される所以です。 本品は、支倉常長らが持ち帰った品々を今に伝えるために、そのイメージを損なわぬ範囲で身近なところでご使用いただける品物にアレンジしたものです。遠き昔の欧州の香りと支倉常長らの心を感じていただければ幸いです。 |
HV-1
ヴェネチアングラス
念 珠
6,480円 |
HV-2
ヴェネチアングラス
腕 輪
2,700円 |
HM-1
国宝
支倉常長の短剣型
ペーパーナイフ
4,320円 |
HY-1
国宝
支倉常長のマント型皿
(清水焼)
2,700円 |
HC-1
国宝
ローマ市公民権証書マット
(エクセーヌ)
3,240円 |
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