株式会社伝統建築研究所

伝統建築研究所が目指す仕事

建物は景観の重要な要素であり、それが文化財か否かという区分は全く関係がありません。建設された時点で、周辺の景観にどう影響するかという事であり、所有者の意思とは無関係に多くの人々に「愛着」を持たれるかどうかが建物の評価につながると考えています。
長年使われているうちに培われた人々の愛情が、そこに「ある」という選択に結びついていると思います。風食した風合いが美しい柱や外壁の板、艶が出て硬くしまった土間のたたき、家人の多くが触れたために塗が落ちてしまった柱の面、塗直しを重ねた土蔵、改造を想像させる痕跡は、その建物に対して人が持つ「愛着」の証です。
私たちは、新しい建物を作る場合も数百年の時を刻んでいくような建築を目指します。
また、現在息づいている古い建物を、次の世代に引き継ぐための提案をし、それを実践していきます。
大それた目標ではありますが、少しでも近づいていけるよう、日々努力をしていきます。

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2022/08/18
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