吹奏楽部の歴史と活動実績・入学案内

顧問 保科雅己

【歴史・おもな活動実績】
 仙台高等学校は、平成17年に創立65周年を迎えました。我が吹奏楽部にも古い歴史があ
り、平成20年5月には、おかげさまで第44回「定期演奏会」を開催いたしました。同様に平成2
0年10月には、第7回「秋の演奏会」を開催いたしました。コンクール関係では、平成6年度に
全日本吹奏楽コンクール全国大会に初出場、平成10年度に全日本アンサンブルコンテス
ト全国大会打楽器5重奏が出場するなど各種大会においても実績を重ねてまいりました。

  また、その他各種演奏会をはじめ、平成10年度には「第1回 仙台高等学校国際吹奏楽
交流」と称してアメリカ合衆国カリフォルニア州への遠征も実施いたしました。この遠征ではホ
ームステイ体験をしながら、現地の高校生と合同でチャリティコンサートを行いました。また、ア
ナハイムのディズニーランドのステージで演奏を披露したり、ディズニーのレコーディングスタジ
オにてバンドディレクターの指導のもと、ディズニー映画の画像に合わせて録音を行ったりと非
常に充実したプログラムでした。(生徒33名参加)

  平成13年度の冬季休業中に第2回の遠征を計画・準備しておりましたが、アメリカの9.11
テロ事件のため、残念ながら中止となってしまいました。

 世界情勢が安定し、部員の要望が高まった段階で、再度計画したいと考えておりましたとこ
ろ、平成17年度冬季休業中に11名という少人数ではありますが、第2回のアメリカ遠征が実
現いたしました。第2回はアメリカ・フロリダ州オーランドの各家庭にホームステイさせていただき
ました。老人ホームでの演奏、ケネディ宇宙センターの見学、ディズニー・ワールド内のスタジオ
でのレコーディング体験、マジックキングダムでの単独演奏(30分×2ステージ)など、少人数な
がらも非常に充実した内容の研修になりました。

 また、平成19年度冬季休業中に第3回アメリカ遠征を吹奏楽部有志11名にて企画、実施
いたしました。第2回とほぼ同じような内容で実施、前回同様、非常に充実した内容になりまし
た。

  昨今、吹奏楽界をとりまく環境は刻々と変化しています。その変化に対応しつつ、本質をしっ
かりと見据えながら、毎年新しく迎える吹奏楽部員とともに歩み、今後ますますの発展を目指し
ていきたいと思います。皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。

【入学/入部案内〜高校での部活動について】
 →仙台高校吹奏楽部へ入部を考えている皆さんに熱いメッセージ

 現在、本校吹奏楽部は1〜3年生 約90名ほどで活動しております。3年生が引退する夏〜
秋ころまでの期間は毎年約100名弱の部員で活動しております。人数が多いということはそれ
なりに大変なこともありますが、みんなで力を合わせれば、どんなことにもチャレンジできるとい
うことを1人ひとりが実感することができます。合奏1つにしても、今まで他校との合同演奏でし
か味わったことのない大編成の演奏が日常的に体験することができるのです。しかし、本校も
全国的な傾向と同様、男子部員の数が少ないのが悩みの種です。このホームページをご覧い
ただいている宮城県内の中学生の皆さん、その保護者の皆様、そして吹奏楽部の顧問の先生
方、1人でも多くの入学、入部をお待ちしておりますので、男女問わず、ぜひ仙台高校を志望、
推薦をお願いいたします。

  特に本校は仙台市立の高校ですので、仙台北学区・仙台南学区関係なく受検することができ
ます。また、3%枠の制度で学区外から入部してきている部員もいます。交通が極端に不便なと
ころでない限り、やる気があれば遠方からの通学でも十分に活動することができます。なお、本
校は「文武両道」の精神をうたっており、推薦入試では中学校の部活動の取り組み状況などを
大きく考慮しております。実際、吹奏楽部員のかなりの人数が推薦入試で合格した生徒です。
推薦入試で不合格になってもあきらめずに一般入試で再チャレンジして合格した部員も多いで
す。仙台高校への入学・入部を考えている皆さんは早めに中学校の先生(特に吹奏楽部の顧
問の先生)に相談してみて下さい。→平成21年度より入試制度等変更予定

  ところで、「楽器がかなりうまくないと高校ではやっていけないのでは?」という不安を持ってい
る人も多いと思います。確かにうまいに越したことはありません。(うまい人は推薦入試の面接
でどんどん自己アピールしてください)しかし、誰もが最初から上手かというとそうではありませ
ん。世の中すべてのことに通じることですが、基礎的なことを地道に積み上げる努力をして、い
つか花開くときがやってくるのです。経験者であれ、初心者であれ、とにかく基礎練習にしっかり
と取り組むことになります。こうした努力を重ねるという忍耐力基礎体力は必要条件になりま
す。このことは中学校と比べると決して甘くはありません。しかしながら実際に、仙台高校吹奏
楽部に初心者で入部して、日々努力を重ね、3年時の定期演奏会やコンクールのときに華麗な
ソロを披露した先輩方も何人もいます。また、管楽器は初心者でしたが、習っていたピアノの練
習法を管楽器の練習に応用し、1年生のうちに見る見る上達した先輩もいます。中学校のとき
とは違う楽器に取り組み、音楽大学をめざし、合格している先輩もいます。

  演奏会やコンクールというのは、その団体の年間の活動の中で、最もすてきな瞬間を見せて
くれるときだと思います。しかし、年間を通して常にこの状態ではありません。日々の地道な練
習の積み重ねが、そうした演奏を可能にしているのです。お互いに苦しいときやつらいときもあ
ります。そんなときに心強い支えになるのがたくさんの仲間です。集団の中では、自分が周囲の
仲間に対して働きかけたのと同じように、周囲の仲間もあなたに接してきます。自分が受身的で
消極的な姿勢で臨めば、周囲から得られるものはほとんどないでしょう。逆に自分が能動的か
つ積極的な姿勢で臨めば、より多くの仲間と協力し、1人では成し得ない大きなものをつかむこ
とができるでしょう。演奏者側の姿勢で聴衆の反応がどう変化するかを考えればわかりやすい
でしょう。

  高校生にもなると親や先生、先輩方などにいつまでも頼っているわけにはいきません。自分
から何かを求め、自分で考え行動し、自分でその結果を受け止めるという姿勢を貫いてこそ、
自分自身の成長があるのです。これは吹奏楽部に限ったことではありません。たまたま音楽や
吹奏楽を手段としているだけで、他の部活動でもその本質は基本的に変わりません。我々は中
途半端なものは求めていません。可能な限り本物に近いものを求めています。中途半端な芸術
は感動を呼ばないからです。自己満足に終始せず、自他共に感動することを求めているので
す。本物を求めるからには、それなりの苦労が伴いますが、それが実現できたときの喜びは生
涯忘れられないものになります。

  こんな数式を考えてみました。
  (苦しみ+つらさ)÷部員数= 
  (楽しさ+喜び) ×部員数=

  音楽を通していろいろなことを学んでいくうちに、知らず知らずのうちに楽器も上達し、人間的
にひとまわり大きくなった自分に気づくことでしょう。

  いま仙台高等学校吹奏楽部はいろいろな意味で開かれた部活づくりをめざしています。 ま
ず、部員どうしのコミュニケーションを積極的にはかり、学年にかかわらず、部員1人ひとりが全
体で発言できる体制をとっております。これは、部長・副部長・パートリーダーなどを各中学校で
経験してきている生徒が多く、お互いの経験や知恵を持ち寄ればそれなりの方向性が自然とで
てくるというのが1つの理由です。しかし、ここ数年は各中学校の吹奏楽部員減少に伴い、少人
数のグループ活動的に行ってきた中学校の部活動経験の認識を新たにする目的も含まれてい
ます。
 もう1つの理由は人数が多い部活なので、お互いに何を考え、何を思っているのかを広く知っ
てもらう機会にするためです。これは、「1人ひとりがどんな音を出しているか知らずして、全体
のサウンドを語れず」というところにも深く結びつきます。吹奏楽の世界に限らず、一般社会で
は多くの人とのコミュニケーション能力が求められます。携帯電話やメールが普及した世の中に
なりましたが、人と人が目を見て直接会話するコミュニケーションを大切にしていきたいと考えて
います。一般にコミュニケーション能力が低い人ほど、学校生活や社会生活が低調になりがち
です。自分をオープンに、前に出ることのできる人間の育成を目指しています。

 本校吹奏楽部では、地域や福祉施設との交流も大切にしています。学校周辺での施設や県
内の福祉施設などで年数回、訪問演奏を行っております。ホールでの演奏では味わえない、1
人ひとりのお客様を身近に感じることができる大切な行事になっています。

   毎年行われる「東北吹奏楽の日演奏会」や高等学校文化連盟吹奏楽専門部主催の「高校
生のための吹奏楽総合講座」では、仙台向山高校さん、利府高校さん、東北学院高校さん、仙
台二高、泉高校さんとご一緒させていただき、旧交を温めるとともに、切磋琢磨するよい機会に
なっています。
  総合講座では、毎年、全国的に有名な先生にご指導をいただいております。今まで直接ご指
導いただいた先生は、「後藤 洋」先生(作編曲家)、「宇畑知樹」先生(伊奈学園)、「加養浩幸」
先生(尚美学園)、「屋比久 勲」先生(福岡工業大付属高校)、「丸谷明夫」先生(淀川工業
高)、「真島俊夫」先生(作編曲家)、「阿野次男」先生(ドラマー)、「新妻寛」先生(元 習志野高
校)、「本図智夫」先生(常総学院)、「エリック宮城」先生(Tp奏者)、斎藤たかし先生(Dr奏
者)、「井田重芳」先生(東海大四高)です。第一線の先生方の指導を直接受けられるのも、大
きな刺激になります。このほか、希望者でコンクール全国大会を聴きにいったり(聴きにいくので
はなく、出場するのが1つの大きな目標ですが・・・・)、淀川工業高校・伊奈学園・習志野高校・
常総学院・埼玉栄・安城学園・愛工大名電・都立片倉高校など実力高の視察にも毎年出かけて
います。

  また、本校吹奏楽部は、季節の風物を大切にしています。春・秋の野外での芋煮会、お正月
の新年会や神社参拝、どんと祭、節分の豆まきなど、勉強や音楽とは離れた視点から、普通の
感性を磨くことも大切にしています。やがて、こうした感覚がいろいろなところで役立つものと確
信しています。

  本校吹奏楽部の活動は、学校の机上の学習だけでは得られない、貴重な体験が盛りだくさ
んです。超繁忙期でなければ、中学生の皆さんの見学も随時受け付けております。皆さんの
学校の吹奏楽部顧問の先生からお電話をいただければ話が通じやすいのでお願いしてみて下
さい。来校の際は、JR仙山線国見駅下車が便利です。その他市営バスにて仙台高校前にて下
車していただいても結構です。ちなみに本校の多くの生徒が仙山線を利用して通学しています。

 仙台高等学校の電話:022(271)4471 吹奏楽部顧問 保科 雅己


【進路について】
高校卒業後の進路を心配されている人も多いでしょう。本当に部活動と学業を両立してやって
いけるのか・・・・。仙台高等学校は超一流の進学校とは違いますが、部活動をやりながら普通
の進学は十分に可能です。むしろ、部活動をあまりやらず、いたずらに自主裁量の時間がある
生徒の方がだらけてしまいがちで、中途半端な進路に進んでいるケースが見受けられます。少
子化が進み、昔に比べ、やや進学しやすくなってはいるものの、長引く不況から、最終的に本物
の実力(生きる力)を身につけていなければ、社会に通用する人材にはなり得ない世の中です。
我が吹奏楽部では、人間としてのものの考え方や見方を鍛えるよう努めています。そうした力が
養われないと、音楽にも勉強にも自ら本気で取り組む姿勢が生まれないからです。集団の中で
もまれながら、いろいろな考えや価値観に触れ、徐々に自らの考えを深めていくことが、大切だ
と考えています。こうした過程を確かに歩んだ先輩方は、いずれも進路達成を確実にしていま
す。

 平成12年度の吹奏楽部員の主な進路先は次の通りです。
 東北学院大学・石巻専修大学・仙台白百合女子大学・仙台市立高等看護学校・武蔵野音楽大
学・昭和音楽大学・洗足学園大学(音楽)・陸上自衛隊(音楽)・尚絅短大・聖和短大など

 平成13年度〜14年度の吹奏楽部員の主な進路先(上記以外)
 秋田大学・宮城大学(看護)・宮城学院女子大学・郡山女子大学・宮城県総合衛生学院(看
護)・愛知県立芸術大学・東北工業大学など

平成15年度の吹奏楽部員の主な進路先(上記以外)
東京芸術大学(音楽)・北海道教育大学函館校(音楽)・東北福祉大学など

平成16年度の吹奏楽部員の主な進路先(上記以外)
山形大学(音楽)・宮城教育大学など

平成17年度の吹奏楽部員の主な進路先
東北福祉大学(4名)・東北学院大学(3名)・宮城学院女子大学(3名)
東北文化学園大学(1名)・尚絅短大(1名)聖和短大(1名)
仙台医療センター附属仙台看護助産学校(3名)
東京芸術大学(1名)など

平成18年度の吹奏楽部員の主な進路先
昭和音楽大学(3名)・宮城学院女子大学音楽科(1名)・同英文科(1名)・京都女子大学(1名)
東北福祉大学(1名)・東北学院大学(1名)・東北工業大学(1名)・東北文化学園大学(1名)・
桜美林大学(1名)・尚絅短大(2名)・聖和短大(1名)・東北生活文化短大(1名)・石巻赤十字
看護専門学校(1名)・東日本航空専門学校(1名)など

平成19年度の吹奏楽部員の主な進路先
宮城教育大学(1名)・宮城大学看護学部(1名)・東北福祉大学(2名)・東北学院大学(1名)
洗足学園音楽大学(1名)・宮城学院女子大学(3名)※音楽科1名含む・東北工業大学(1名)
和洋女子大学(1名)・尚絅短大(2名)・聖和短大(1名)など

平成20年度の吹奏楽部員の主な進路先
北海道教育大学岩見沢校(1名)・高崎経済大学(1名)
宮城学院女子大学(6名)※音楽科1名含む・仙台大学(1名)・東北工業大学(1名)
東北福祉大学(2名)・東北学院大学(4名)・東北芸工大学(1名)・山形女子短大(1名)
洗足学園音楽大学(2名)・神奈川大学(1名)など


【練習について】

平日の練習

朝練習 7:45〜8:20(考査期間中は除く)

昼練習 昼休み(任意参加→練習したい人や係の仕事がある人)

放課後練習 16:00〜18:30

・いずれも練習終了後、30分ほど全体のミーティングがあります。

・ミーティング終了後、個人やパート・グループで練習したり、係の仕事・打合せを行ったり、演
奏会の演出の練習をすることがあります。校舎は19:30に閉まります。


土・日・祝・長期休業中の練習

特別な行事がなければ 9:30〜15:30の練習です。(終了後ミーティングあり)

土・日・祝日は17:00に校舎が閉まります。 

考査1週間前の放課後と考査中の放課後およびその期間の休日の練習は原則として、お休み
です。ただし、考査1週間前の期間の朝練習はあります。

年末年始およびお盆期間中には数日間のお休みがあります。

行事と生徒の体調管理などのバランスを考え、月に2回程度、休みの日を設けるようにしており
ます。行事の関係で休日の練習が休めない場合は、平日の練習を休みにしたり、休日の半日
を休みにすることもあります。       

夏季休業中と春季休業中に3泊〜4泊で強化合宿を行っています。

その他

本校吹奏楽部の活動の中身を考えますと、生徒会活動や応援団活動とを兼ねて活動すること
はできません。

ピアノやジュニアオーケストラなどの習いごとは、全体の練習に支障が出ない範囲で認めており
ます。ただし、学校で大切な練習や行事のあるときは、日程や時間を調整していただくことにな
ります。

【本校に合格された方へ】

合格おめでとうございます。本校吹奏楽部への入部を心からお待ち申し上げております。

中学校までの環境と違い、最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、集団生活の中での自己
を発見し、音楽を通して充実した高校生活を送れることを願っております。もちろん、吹奏楽経
験者だけでなく、心身共に健康で、意欲を持った初心者の入部も大歓迎です。

入部予定の方へのお願い

・合格してすぐに新しい楽器を購入しないようにお願いいたします。

入部者数や楽器ごとのバランスが毎年異なりますので、必ずしも第1希望の楽器にならない場
合もございます。また、パートによっては楽器のメーカーなどを考慮しておりますし、購入の際、
プロの演奏家に楽器の選定をしていただく場合があります。入部後、パートが正式に確定して
から楽器の購入をご検討ください。なお、学校で十分な楽器数や良質の楽器を揃えているとは
言い難いですが、必ずしも個人で楽器を購入しなければならないということはありません。

・世界は自分で切り開く!

高校や大学に入ってしまえば、自分の人生は何とかなるという考えは誤りです。入ってから自分
自身がそこで何をどれだけやるかで決まってきます。本校吹奏楽部も同様です。先輩や先生・
親が何とかしてくれるだろうという考えでは通用しません。うまくいかないことを周囲や環境のせ
いにするようでは、目標の達成はほど遠いものになります。下記の1項目でも著しく欠ける場合
は、当部での活動は難しいと思われます。

「自分で決めて、自分から前に出て自分を試す、そしてその評価を自分で受け止める。さ
らに次の目標を自分で立て、日々前進する姿勢」が求められます。これが高校での部活動
での大切なポイントになります。どちらかといえば、中学までは周囲の指示通りに動いて、何とな
く結果がそれについてきていたという場面が多かったのではないでしょうか。これまでの自分で
なく、これからの自分で勝負して下さい。当然ながら、欠席が多くては勝負できません。
→やる気・体力・健康

また、「自分が何をしたいのか、自分が思っていることを他人にどう伝えるのか」という意思表
、「自分に何が求められているのか、他人はどう思っているか」を知ろうとする意思疎通がき
ちんとできない生徒は伸びません。→コミュニケーション能力・協調性

本校吹奏楽部では、当然のことながら、毎日音楽に向き合います。音楽を演奏する上での心構
え、基礎的な能力(ソルフェージュ力など)が必要不可欠になります。これらの力をしっかり身
につけていかないと、必ずどこかで行き詰まります。日常の練習の内容にこれらの能力向上の
プログラムを盛り込んでおります。楽器だけの練習でなく、大きな声を出して歌ったり、みんなで
合唱したりすることにも積極的に取り組む必要があります。最終的にあなたの楽器の演奏
は、あなたが声で歌った通りにしか表現できないと思って下さい。→基礎的な能力の向上

ご家庭では、日々、失敗や困難を恐れず、何にでもチャレンジしようとする気持ちを大事にさせ
ながら、我が子をしっかりと支援してあげてください。(過保護と支援は違います。いつも親が子
供よりも先に前に出るのはよくありません。また、家庭の支えを失うと、生徒はあらゆるものを
失ってしまいます) 
このポイントを本人・保護者ともしっかりと押さえている生徒は、大きく伸びています。
→家族の理解・支援


よくあるご質問

費用について

詳しくは、正式に入部した後の保護者説明会(5月はじめ)にてお話しいたしますが、例年かか
っている費用の概算をお知らせいたします。

※全員がかかる費用

○入部時のユニフォーム購入費 25,000円程度
 (白ブレザー・紺スラックス・ネクタイ・エンブレム→各自採寸の上、発注します)
○毎月の部費 1,500円
 (楽譜購入・コピー代・楽器運送費・講師レッスン代・文具・雑費等に使用)
○合宿費(夏・春 年2回) 1回につき20,000円〜30,000円程度
○遠征費(東北大会出場時) 学校からの補助金のほか 20,000円〜30,000円程度
 (開催県、泊数、事前のホール練習の有無などにより金額異なる)
○定期演奏会開催時のオリジナルTシャツ代金 2,000円程度
○定期演奏会開催時の業者撮影のビデオ・DVD代金 6,000円〜9,000円程度
○定期演奏会・秋の演奏会開催時の業者撮影写真代金 1人1,000円分以上購入
○吹奏楽連盟・高等学校文化連盟等が主催する演奏会・講習会の参加費
  1回 200円〜1,000円程度 年間5〜6回程度
○各種演奏会・講習会・コンクール・練習会等の市内交通費・仙台市近郊交通費
                                                  など

※その他 かかることが多い費用

○楽器購入費(個人持ちの場合)
○楽器維持・修理費
 (個人持ち、個人的に借用している楽器は個人負担/学校の楽器・学校で借用している楽器
 は個人に過失がない場合、原則として学校で負担)
○個人レッスン代・校外レッスン代(楽器店などでのプロ奏者レッスン)
○吹奏楽部オリジナル ジャージ上下(平成20年度より) 5,000円程度 ※現在は任意購入
○各自の楽譜コピー代
○演奏に必要な物品購入費・消耗品購入費
 (リード・マウスピース・リガチャー・スティック・マレット・練習台・オイル・チューナー・メトロノー 
 ム・教本 など)
○コンクール等での業者撮影・録音の写真・ビデオ・DVD・CD(希望者購入)
○リーダー研修会(宿泊)・県外先進校視察費用(当該者または希望者)
○個人の各種大会の参加費用等(ソロコンテストなど) 
                                                  など

※定期演奏会・秋の演奏会は、チケット売上げ収入と広告収入で行っております。

・個人持ちの楽器を購入したいのですが・・・・。

4月末に担当楽器が正式に決定した後、本人が顧問に相談にきてください。(予め予算などを
家族と打ち合わせしておいてください) 必ずしも慌てて購入する必要はありません。
(しばらく様子を見て、本人が本当に必要としているかどうか見極めてからでも遅くありません。)

・入部までの流れ、入部後はどうなりますか?
※下記の日程は3月中旬現在での予定です。変更になる場合もありますのでご注意ください。
平成21年度の場合、入学式が4月8日(水)に行われます。
9日(木)〜13日(月)の3日間、新入生オリエンテーションが行われ、高校生活のあり方につい
ての説明や校歌指導、生徒会・各部活動の紹介などがあります。
14日(火)から授業開始になります。部活動は9日(木)から15日(水)までが見学期間、16日
(木)に本登録をすることになります。

吹奏楽部では毎年、見学期間に通常の練習の見学・部活説明のほか、過去の定期演奏会の
DVD上映、新入生対象のミニコンサートなどを行っています。 
この期間は、各自が中学校のときに経験してきた楽器や希望する楽器のパートの上級生が中
心にお世話をします。また、授業や高校生活に慣れることが必要なので、新入生についてはあ
る一定の時間になった時点で早めに下校してもらいます。最初からあまりスパートをかけないよ
うにしてください。

本登録直後には、自分の決意を表明してもらう対面式を行います。その後、個人個人の各楽器
の適性や演奏技能の確認、希望や事情のヒアリングを行います。当部では学年ごとに小編成
のバンドが組めるようにパート編成しております。その学年が一番上になったとき(2年次の後
期)から引退時(3年次コンクール)まで、全パートを責任を持って率いることができるようにする
ためです。そのため若干の人数調整が必要になります。毎年、やむを得ず、何名かの新入生
には第2〜第3希望の楽器を担当していただくことになります。この際は1日がかりで新入生全
員にすべての楽器を上級生の指導のもと試奏させ、全く不向きの楽器を担当することのないよ
うにしております。4月末には新入生の担当楽器が決まります。基本的に3年間その楽器を担
当します。

担当楽器は違っても、より高い次元での吹奏楽活動や音楽づくり、仲間づくりをしていくという目
的は一緒です。歴代の転パートした諸先輩方も夏休みが終わり、仙高祭や秋の演奏会を迎え
る頃には、他のメンバーと肩を並べるくらいまでに成長しています。

5月の定期演奏会のステージには、新入生も何らかの形で全員出演していただきます。まずは
大きなステージを全員に味わってもらいます。新入生にとって練習期間が約20日間と大変短い
ですが、年間行事の中で最も重要な定期演奏会に向けて、部員一丸となって取り組みます。こ
の時期は演奏のほか演出や移動の練習も入るため、帰宅時間もやや遅くなります。肉体的に
も精神的にも大変な時期ですが、それだけ大きなやりがいがあります。

定期演奏会が終わると練習も通常モードに落ち着き、もう一度基礎練習などに時間をかけま
す。上級生はコンクールに向けての練習開始です。(1年生もパートによって何名かコンクール
メンバーに選ばれます) 1〜2年生は、基礎練習のほか仙高祭や秋の演奏会の練習も開始し
ます。このあたりで前期T考査をまもなく迎えることになります。

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1998〜99アメリカ研修(第1回)
1998〜99アメリカ研修(第1回)