あまりにも・・・・
at 2001 02/01
ここのところ、晴れれば『風』、止んだと思えば『極寒』

ひどいときには、風、極寒、おまけに『雪!』ときたもんで、

もうどこにも行ってないっす・・・

櫻鱒を狙いに行ったCO2は、「水面凍ってた・・・」と玉砕!

KAZUさん、うめ2さん、将軍さん達も、沼津釣行、行く前玉砕・・・

と、なかなかいい情報も無いので、ここのところさっぱり

「釣行記」が更新できねぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!

と、言うことで、何も書かないのもつまらないので、

結構前(と言うか、かなり前)の話になるのですが

『海外遠征のおもひで・・・』 なんかをちょっと書いてみようと思います。(結構長くなりますよ)

あまり良い結果ではなかったのですが、これから海外遠征を予定されている方の参考になれば・・・

(多分、あまり役にはたたないと思います)


今まで海外は、グァムに3回ほどチャレンジしてきました。

この頃はだいぶオフショア用品を扱うショップが出てきてましたけど・・・・

それ以前より、仙台近郊でオフショアには挑戦していたのですが、

当時は、まだ現在のように、対象魚にあわせシステム化された (ルアー、タックル、メソッドetc・・・)

オフショアフィッシングはされていなかったように思います。

実際、タックルを揃えようとしても、在庫を置いているショップもほとんど無く、

どうしてもほしい場合、関東方面のショップから通販で購入せざるを得ない状況でした。

雑誌やカタログで見るタックルは、ほとんどがキャスティング用で、ロングロッド中心。

まだ、ディープエリアの釣り自体、いまほど認知されておらず、

ジギング用のロッドもありましたが、なかなか手に入れることも難しく、

たいがい、キャスティング用のタックルや、

スタンディング用ライトトローリングロッドを流用もしくは改造して使ってました。

(それすらも各メーカーとも生産量が少なく、

1度在庫が切れるとなかなか手に入らなかった。

今思えばナツカシー思い出っす。)


で、それほど経験も無く、まともな道具一つ、持っていないくせに、

ビックゲームにあこがれて行っちゃったんですねぇ〜〜〜〜


まずは一発目!

≪ 1996/10/6 グァム第一回釣行 ≫


この釣行は、当時私が勤めていた会社(某釣具問屋)の『慰安旅行』の時、

「せっかく南の島に行くんだから!」

と、物好き10名ほどが、旅行会社に頼み、船を2艘チャーター!

船は、トローリングボートだった。

沖には5つほど『ブイ』があるらしい。

そのうちの一番沖にある『ブイ』がよい釣果を上げているそうなので、

まずはそこに向かうことにした。

予定では、ほとんどのメンツが未経験と言うこともあり、

比較的やりやすいジギングメインで行くつもりだったはずなのに、

ポイントに向かう途中、なぜかトローリングスタート。

(今でもそうだが、普通の旅行会社にとって、「海外旅行中の釣り=トローリング」なのだ)

できるだけ早く、ジギングを開始したかったのだが、言葉の問題もあったが、

ほとんどのメンツがトローリング初体験、と言うこともあって続行!

一路ポイントへ。(でもノーヒットだった)

しばらくすると、スネ毛まで金髪の船頭(?)マイクが、片言の日本語で「あそこ」と指をさす。

見ると、何も無い海原に黄色い物体が!

近づくと、かなり巨大・・・ 「どでけえポリカンウキ」 が、浮いていた。

ちょっと荒れ気味だが、船を立ててもらい、とにかくジグを投入、

1人がいつもの調子で「まず、底取れ底!」と叫ぶ!!

が・・・船頭に水深を聞いたところ「せんめーたー」だって・・・ 底取れるわけが無い。

魚探の反応では、50〜100mに群があるらしいのでその辺を35〜100gのジグで狙う。

(結構むぼう)

これがまた釣れる釣れる、2〜3kg程度だがキメジ、カツオがほぼ入れ食い、

でかいのは釣りあげられなかったが、たまに正体不明の魚がヒットするし、

ラインブレイクされる時もあったのだ!

その後2ヶ所ポイントを移動したが、そこでもぼちぼちあがり、満足満足♪

もう1艘の船は別のポイントを攻めていたのでが、そっちはそれほどでもなかった様子、

でも、一人だけ約一時間ファイトした上、ロッドを折られたのがいた。

結局あげられなかったのだが、むこうの船頭(?)によると

「まずまずのキハダかサメだろう」との事。

サメは良く釣れるらしい。グアムあたりはサメの宝庫だと言うことをはじめて知ったのだった。

目標であった、

「何でもいいから1mまたは10kgオーバー」

の夢ははかなく消えたが、海外初挑戦にしては上出来だろう。


そんでもって二発目!

≪ 1996/12/14 第二回釣行 ≫


前回の釣行から、まだ二ヶ月ほどしか経っていないにもかかわらず、

「あの感触をもう一度!」とばかり、速攻で予約。

仕事の都合もあり、ちょっと高かったがまあいいだろう、と、二泊三日の強行軍。

メンバーは『部長』『ちばさん』『おかじー』『ともちゃん』『おさむ』

そして私の計6名(すべて当時の会社のメンツ)での釣行。

前回のこともあったので、船は旅行会社を通さず直接頼んだ。

そして!12/13午後7時仙台空港発の飛行機に乗り、いざグァムへ!

到着は現地時間午前零時頃だったと思う。

前回もそうだったのだが、空席がかなりあったので、1度離陸したら無法地帯、

機内食をつまみに酒盛り!あいてる3列シート貸しきりで爆睡!

気付いたらサイパンだった。(直行便がまだ無かったんですねぇ〜)

到着後、混んでなかったので、すぐに入国審査も終わり、

旅行会社の現地スタッフにコンドミニアム

(これがまた、ゴルフ場内にあるところで、要は山の中。

どこに行くにも遠くて遊びにいけなかった・・・)

まで送ってもらい、先行していたメンツ(家族づれできていた)と合流。

(すでに午前一時過ぎてる)

「明日は朝八時頃、船宿(?)から迎えがくるから朝6時起床だ!」

と聞き、寝る前にタックルをセッティングし早めに寝ることにした・・・

ハズだったんだけど、その頃にはかなりテンションあがってたために、

ほとんど寝ずに一夜をすごした。

そして当日!

寝不足で、だるダルの身体を気合で動かし、迎えに備え、タックルの最終チェックをし、

マズイ朝食を軽く取った。

ちょうど八時に迎えがきたので、さっさと行こう!

と、マリーナへ。船頭(?)は前回と同じく金スネ毛のマイクを指名しておいた。

そんでもって出発!今回は沖のブイには向かわずにグァム本島に近いポイントから攻める。

この時は、某メーカーからの情報もあり

「一発大物ねらっちまえぇ!」

と、無謀にも、メインターゲットを『イソマグロ』に決定。

様子を見て、パヤオ狙いに切り替えよう!と事前に先方に連絡しておいた。

小一時間ほど南下し、ポイント付近に到着。

マイクがGPSと魚探の反応にあわせて船を立てるが、ちょっとイマイチ。

実績のあるポイントが芳しくないようなので、少し移動したところ、突然船を急旋回!

何度も船を廻し魚探の反応を見るマイク。

どうやら今まで知らなかった、かなり良いポイントを見つけたようだ。

(速攻でGPSに登録してた)

魚探には、水深約150mから急に駈け上がり、

70m付近からテーブルトップ状になる「根」がはっきりと写っており、

魚の反応もバッチリだった!

急いでジグを投入!今回は深場も想定して200gまで用意しておいた。

それほど時間もかからず満遍なくヒット!

しかし、相手はイソマグロ(たぶん)しかも初挑戦!

130lbのリーダーも、スルドイ歯で簡単に切られてしまう。

しかも根掛りも多く、ルアーがスゴイいきおいでなくなっていった。(要はヘタクソなんだな)

イソマグロの「歯」については、事前に予想してあったので、

ワイヤーリーダーを用意していた、確かに切れには強いのだが、

これがまた極端に「喰い」が悪くなる。

シルエットの問題か、動きの問題かは、魚じゃないのでわからんが、

喰ってくれなきゃ始まらない。

切れるのを覚悟の上でワイヤーを外し、呑まれないようにひたすらハイスピードでジャーク!

すると、一人めちゃくちゃヘビーなタックル

(某超有名深海釣り用品メーカー

ロッド :400号-210

リール :20lbクラスライトトローリングリール

ライン :PE5号(これはまぁ、ふつうだな)

リーダー:ナイロン150号)を使っていた



『おさむちゃん』にヒット!

さすがにハイパワーのタックル、本人はつらそうだったが、

はた目からはほとんど竿も曲がらず、結構簡単に待望の「イソマグロ」を釣り上げた。

約10kg、それほどでかいサイズではなかったためか、

本人は満足してないようだったが、他の奴らから見れば、じゅうぶん羨ましいのだ。

その後、だんだん反応が悪くなってきたので、私は周りの迷惑を顧みず、

ちょっと遊ぼうかな〜なんて思い、

8lbクラスのスピニングロッドに、60gのジグを付けて投入。

カツオがいるようなので狙ってみた。

(普通、乗合船なんかでこれやったらぶん殴られそうだ)

で、ジグが軽い上に深いものだから2分以上かけてジグをひたすら流し、

ラインで200mほど出たあたりからジャークをしだす。

(それだけだしても底には届かなかった)

多分、ジグは「縦」と言うよりは「横」に近い動きをしていたのかもしれないが、

それが功を奏した。

ちょうど100mほど巻いたところでHIT!

さすが8lbロッド、根元からぶん曲がり、ドラグが引き出されていく。

けして大きくはなさそうだが、前回釣ったキメジよりはるかに引きが強い!

ロッドもヘナチョコだが、ラインもPE1.5&35lbナイロンリーダーと、

比較的細いのを使用していたので、

大事を取り他の竿をすべてあげてもらい釣りに専念させてもらった。

しばらくファイトしてあがってきたのは、小さかったが待望の

『イソマグロ!』

マイクにネットをかけてもらい、無事ランディング。

4kgをちょっと欠ける位の小物だが、イソマグロはイソマグロ、

「やぁりぃ〜〜♪げっとだぜぇ〜〜〜〜!」

と記念撮影をし、リリースしようとしたのだが、さすが小物・・・

その頃にはもう瀕死の重体だったのでマイクにキープされてしまった。

(その前に、ヘビータックルで釣ったやつも、写真撮りに時間をかけすぎ、

リリース不可能になっていたのだ。)

そのあと、またもおさむちゃんが一本(8kgくらい)釣り上げたが、

潮が変わったせいか反応が無くなり移動することになった。

全員魚を掛けてはいるのだが、私とおさむちゃん以外誰も釣り上げてなかったので、

「近くのブイまわりで、数釣りをしよう!」てことになった。

そのポイントは水深2〜300m、結構リゾート地に近く、

パラセイリングやバナナボートで戯れるオネーチャン達が見えるような所だった。

それに見とれつつも、ジグを投入!速攻でキハダが掛かる!しかも前回より引きがいい!!

ドラグがいい音を響かせる!!(て言うかユルユルにしてただけだけど)

あがってくるのは長さはたいして変らなかったが前回よりも太く、

ウエイトがあったので、かなり楽しめた。

ただ・・・やっぱりサメがいるようで、コイツがヒットしたキハダやカツオに喰らいついてくる。

何匹かスゴイいきおいでひったくられていった。

途中でちぎれたキハダが、一本だけあがったのだが、

血抜き完了!『ダンナぁ♪三枚に下ろしときやしたぜぇ〜〜〜』

ってなもんで、その無残な姿を見ると

『・・・良くこんなとこでバナナボートとか乗るよなぁ・・・

しらねぇーんだろーなぁ〜〜〜〜・・・度胸あるよ・・・』

とか思ってしまった。

そんなこんなで終了!

1人ノーフィッシュを決めた運の無い奴がいたが、

私本人としては、いろいろな面でかなりの収穫を得られた釣行だった。めでたしめでたし♪


トドメの三回目!

≪ 1997/7/7 グァム第三回釣行 ≫


前回の釣行から約半年後、また企画が盛り上がり行ってきました。

本当は3月後半〜4月中頃あたりに行く予定だったのですが、

当時勤めていた会社の子会社としてショップ(4/29オープン)を立ち上げることになったり、

メンバーの予定が合わなかったりしてなかなか時間が取れずノビノビになっていて、

半分あきらめかけていた頃だった。

オープンしたショップの方(なぜか私が店長をしていた、一部の方はご存知のアノお店)

も落ち着きはじめ、時間も取れそうだったので

「いっちょー行きますかぁ〜〜〜♪」と軽い感じで行っちゃったのです。

今回のメンバーは、前回に引き続き参加の『部長』『ちばさん』

前々会参加した『かちょー』初参加で取引先の『TK兄・弟』(こいつらが問題だった・・・)

そして私の計六名。

「TK兄・弟」は先行していたので、残りの四人で待ち合わせ、空港までいざ出発!

この頃から、サイパンを経由しなくなっていたので

「こりゃー着くの早いから、準備楽だな・・・」

「今回はゆっくり寝ていけるだろー」とか話していたのだが・・・

あまかった・・・季節的なものか、飛行機は満席、みょーに賑やかだし、

狭いエコノミーの席では寝られるものではなく、しょうがないから延々ビールのみっぱなし。

やっと眠くなったかなぁ〜と思ったら、グァム到着。

いいかげん酔っ払った身体で荷物を受け取り、入国審査へ・・・

これがまたすげぇ混んでんでやんの・・・

どうやら、他からの便とちょうどかち合ったらしく、すでにゲート付近は大行列!

審査がすむまで一時間以上かかった。

でも、この時思ったのが、手軽なリゾート地だけあって

釣りのみで来る人がほとんどいないので、

長いハードロッドケースをもって歩く釣り人は、どんなに混んでいても目立つ目立つ。

待ち合わせしなくてもすぐに集まることができるのだ。

で、現地の旅行会社の奴にコンドミニアム

(今回はモロ海っ端!すばらしい立地条件だった)

まで送ってもらい、部屋に入った頃にはもう二時過ぎ!

・・・次に来る時には観光シーズンはぜってぇ外そう・・・と心に誓った。

そしていつものように、タックルをセッティング。

今回のターゲットは「イソマグロ」一本!!

に決めていたので、かなり入念にチェック。

20lbクラスがライトタックルと言う状態。

そんなこんなで寝る時間はほとんどなし!

2時間程度の仮眠を取り、朝食を食ったらすぐ出発ってな感じだった。

先にきていた「TK兄・弟」と合流し、マリーナへ!

今回の船は、船宿、船頭は一緒だが、グァムでは数少ない

「ウオーキングアラウンドタイプ」しかも新造船だ!

心ときめかせ出船!最近良い釣果があがっているという

「ガーバスバンク(ガルベスバンクとも言うらしいが・・・・)」

(昨年のソルトワールドにも載ってたポイント!

あれよりもっと先に行ってたんですねぇ〜)

まで直行した。

このポイントがまたキョウレツで、

水深2〜300mはある所から一気に60mまで駈け上がるところで、

要は海の中に小さな山がすっかり沈んでるようなポイントだ。

(実際近づいていくとわかるのだが、コバルトブルーの海の中、

そこだけ海の色が違うのだ!妙に黒っぽいのでえらく変な感じ。)

前二人後ろ四人に分かれいよいよスタート!

(ちゃっかり私は前に入った、でもこれが・・・)

船を流していくので、深場に合わせ200gのジグをセットして投入。

前回の経験を生かし、ワイヤーはつけず、

極太ナイロンラインをスリーブ止め(太すぎて結べなかった)し、

とにかく食いつき優先で挑んだ。

しばらく何の反応が無く、手を変え品を変えいろいろ試していると

今回初挑戦のTK兄弟に連続ヒット!

しかしアッという間にラインブレイク・・・タックルを見てみると、

ラインはオールナイロンで、リーダー80lb程度。

しかもリールは¥10000-もあれば余裕でお釣りが帰ってくるようなものだった・・・

(金持ちなんだからもっといいの買えよ・・・)と心の中で思いつつ、

でもそのおかげでパターンもつかめた!気合も入りジャーク!ジャーク!!

・・・でも釣れない・・・後ろでやってる奴らには結構掛かるのだが、前二人には音沙汰なし・・・

ちょっと疲れたので、デッキに腰掛けながら適当に巻いてたところに

「ゴンッッッ!」といきなりあたった!

「きたぁぁぁぁ!!!でけえぇぇぇぇ・・・えぇっ!?」

アッという間にラインブレイク・・・悲しい・・・傷でも入っていたか、

ラインシステムに問題があったのか、ダブルラインの上の所で切れていた。

(強烈な駆け上がりで、根もきつい為、結構根ズレする)

ゆれる船の中5分以上かけてラインを組みなおし、

ついでに気合も入れなおして再度チャレンジ!

相変わらず、ばらしてばっかだが、後ろでは結構ヒットし続けているのだ!

(そのうちの何本かはサメだった。

結構でかい〔1.5〜2mくらい〕のだが、思ったよりファイトしなかった。)

ちょっとして、急に腹痛が!ルアーを回収し、トイレ直行。

なぜか『げりぴー』

・・・何か変なもん食ったかなぁ〜って考えたがぜんぜんわからず、

しかも「げり」なのにトイレが詰まり大逆流!

なかなか処理できず、30分くらいトイレの中で無駄な時間を過ごしてしまった。

おそらく、船の便所を『下痢』で詰まらせたのはオレサマくらいのもんだな。

そして!運命の時はやってきた!!

8'3のベイトロッド(なげぇー)&PENN545GSのセット

でしゃくり続けていたのでかなり疲労していた上、回復したとはいえ

『げりっぱら』な所に

『ぐごがつんっっっ!!』と強烈なあたり!

一気にラインが出される!!

「でけぇ・・・」 

かなりきつめにドラグをセッティングしていたのだがこうなったらしょうがない、

後ろの方が釣りやすかったので、竿をあげるように伝えて、一気に移動!

釣りやすいポジションを確保し、思いっきりアワせる!!

でもまだまだラインは出され、サミングで調整をかけたのだが

「あちぃっ!」

摩擦で火傷するくらい走るスピードが半端ではなく、

やばそうなのでとにかく走らせよう!と思い、

150mほどラインがでた所で「ゴリゴリゴリゴリゴリ・・・・」といやな感触が・・・

(やべぇ・・・・・根ズレか!?)

と思いきや! 

何てぇこった・・・みんな竿をあげてるとおもってたら

「TK兄」

が、そんなのお構いなしに釣り続行中! 

あちゃあ〜〜〜〜、やられたぁ〜〜〜〜である。

彼のルアーのフックが私のラインに引っかかっているのだ。

「何やってんだ!ヤバイぞ!!さっさとあげろっ!」っとちばさんが叫ぶ!

「だめだ!巻くな!!こすれて切れる!!ラインきれぇぇぇぇぇ!!!」っと私。

すでに事遅し・・・、当の本人には何のことかわからなかったのだろう。

それでもラインを巻きつづけ、私の

「やめてくれぇ〜〜〜〜」

の叫びも届かず彼のルアーは、私のテンションかかりまくりのラインを駆け上り、

ロッドを直撃し、宙を舞ったその瞬間!!

「ぶちぃぃぃぃいっっっっ・・・・・・・」

物悲しい余韻を残し・・・まだ見ぬ魚は消え去っていった・・・・

もぉ〜〜〜〜〜〜〜〜ショックなんてもんじゃあ無い!

一気に力は抜けるし、足腰はたたないし・・・

あのテンションの無いラインを回収するむなしさ・・・

やる気『激マイナス!』

もう集中力をなくし、回復不可能・・・ 出発前や、ポイントにつく間に

『誰かでかいの掛けたらすぐにルアーを回収してください。

絡んだりするとせっかくかけた魚をばらす原因になりますので。』

って、くどい位言っておいたのに・・・

『よっててわからなくなってた・・・』じゃね〜よ!!ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜!!!

確かによって、いっぱいイッパイだったのは見ていたが、

そんなんだったら寝てろよおまえ!である。

(後でわかったのだが、ちばさんも同じことをやられたらしい。

だからあんなに切れてたんだな)

もう全然やる気もおきないので、他の人の所で遊んだり、昼寝したり、

何もいないところで、トップをぶん投げて遊んでた。

その後、アタリが遠のいたので、戻りつつ、何か探してみよう、

ということになったが、相変わらずやる気なァ〜し!

1度鳥山を見つけたときには興奮したが、私はノーヒット・・・

なのにTK兄は『ツムブリ』をヒットさせてやがった。

こうなってくると、何があっても腹が立つ。何もたもたやってんだ?!

そんな小物さっさと上げちまえぇ!とか思ってしまう。若かったな〜〜。

今思えば、いきなりこんな大物狙いの釣りに、釣りの初心者を連れて行ったほうが悪いのだ。

この時から、これから釣りをはじめたいという奴に、

まずはマナー、ルールを教えよう

と決心したのだから、あながち悪かったともいえないな、ありがとうTK兄弟!

でも、二度とおまえ達とは一緒にいかねぇ!

結局、この釣行での釣果は、初の『ノーフィッシュ』となった。

海外まで行って、ノーフィッシュ・・・なんか、怖いものなどなくなったような気がした・・・

あまりにも不完全燃焼だったので、晩飯件反省会をした後、近くの

『ストリップ劇場』まで歩いていって、がいじんさんのヌードを堪能してきた。

ショートカットの子がかわいかったなぁ〜〜〜♪

持ってた現金、すべて使い果たしてきたよ・・・。

『ちっぷちっぷぅ〜〜〜〜♪』ってな。


以上で、私の海外釣行はおしまいです。

又機会があればすぐにでも行ってみたいなぁ〜〜とは思うのですが、先立つものが・・・・

でも必ず行ってきます!次は『パラオ』か『モルディブ』に行ってやる!




≪ 教訓 ≫
情報は、現地確認が一番!
雑誌の情報だけではちょっと・・・
海外の船でも、日本に代理店を置いてる所あるのでそこに確認してもOK
やはり、ある程度の経験が無いと『つらい』し、周りにも迷惑が・・・
ルアーはできるだけ多く持っていく!
日本じゃないから、船では売っていない
体調は万全に!寝不足はつらい。
陸ッパりでも使えるタックルを一組は持っていく!結構つれる。

 海沿いのホテルでは、夜、ビーチをライトアップしている所があるので
 これがまた、結構、魚が寄っている。(ダツが多かった)
 初回、私もヒルトンの庭先でやった。でもギャラリーがすげえ集まる、
 しかも異人さんばっか。釣ると、ヒーローになれる。
 ただし!日本人観光客には「白い目」で見られる。心の狭いヤツラばかりだ・・・・
英語と青森弁は、意思の疎通が可能らしい。
「おさむ」は青森弁で「マイク」と会話していた。
あとはとにかく体力と勢いだね♪


≪  注意点! ≫

【1】まずは出発までの注意点。
 1  使用するタックルは、早めに、入念に整備!基本ですね。
 2  持って行くタックルは多いに越したことは無いのですが、
飛行機に乗る際、どうしても預けなければならない物が出てきます。

@ ロッドは必ず「ハードケース」に入れ、預ける。
A リールは、旅行バッグ(できるだけ丈夫なもの)の中心に!
で、周りを衣服類などでしっかりカバー!
B 持ち込み前のX線検査の際、
必ずと言っていい位荷物をあけさせられます。
ナマリがX線を通さないため、ルアー(特にジグ)は、
なんだかわからないあやしげなモノに見えるそうです
出し易く、仕舞い易いような場所に、
ルアーケースを入れましょう。
C 一人あたりが、無料で預けられる荷物には制限があります。
(数・長さ・重量)
その範囲を超すと、追加料金が・・・結構高い。
ジギングメインの方は要注意!
 
 3  どんなに注意しても、つりに怪我は付き物。
あたり前のことですが、保険には必ず加入!
結構荷物の破損、紛失があります。
高額な釣具も多いので、それをカバーできる保険に加入してください。
 
【2】日本と外国の釣りでは、かなり常識が違うので注意!
とりあえずグァムでは・・・
 1  遊漁の場合、船の大きさの問題もありますが、
法定定員がかなり少ない(確か5〜6名までしか乗せられないはず)。
人数が合わないと、乗れない人が出たり、一人あたりの料金が倍増したり・・・
事前にちゃんと確認してメンバーを集めないとえらいことになる。
 2  料金は、船宿にもよりますが、だいたい1日1艘、10万位です(約八時間)。
午前午後と二度に分けて出船している所が多い
(旅行会社を通してる所は特に)のですが、
交渉次第で10時間くらいできるところや、船内泊できる所もあります。
 3  釣った魚は、基本的に船主のもの。釣り人のものではない(らしい)。
その場で、調理してくれるサービスはあるが、
どうしても持ち帰りたい場合は、船主と交渉しなければならない。
しかし、日本に持ち帰るには、それなりの覚悟が必要。
(大概、検疫で引っかかる)
 4  あと、海外で忘れてならないのが「チップ」 
これに関しては、出船する時点で船頭(?)に渡した方が効果的!
気合の入り方が違う。(某メーカーさんはこれで結構いい思いをしている)


だいたいこんなところです。


  地元のつり具屋さんにいけるようでしたら、ぜひ行ってみてください。

「地元の情報は地元で聞く!」です。

結構(て言うか、かなり)「変」なものも置いてあるので楽しいですよ。

日本では、まず「売れない」(売ってないでは無い)ものがイッパイです(笑)

       以上!!


え〜〜〜、長々とお付き合いありがとうございました。

行ってからかなり時間もたってますので、結構いいかげんな内容になってしまいました。

これじゃあ何の参考にもならないかもしれませんが、最近は、海外の釣りもリーズナブル。

国内よりも安い場合が多くなってきました。

ぜひ、1度チャレンジなさっては!?結構、いろんな収穫ありますよ!