at 2004 04/19
秋田遠征と、その予行演習

山沿いの道の雪も無くなり、だいぶあったけーっつー事で、

今月に入り二回ほど、釣りに行ってマイッタのだ。

(うむ、いつもながら、更新の遅い釣行記あるよ。)



まずは イッパツめ――――――

えーと、確か、6日だったかな??

前の釣行記でも出てきた、友人の『こひろし』がうちに遊びに来たのだが、

こいつ、今のところ、まともに魚を釣ってねーって事と、後日実行される、

壮大なる計画のトレーニングを兼ねて!!近所の沼に行って来たのだ。

ちなみに、オレサマとこいつの位置関係は、彼としては、魚紳さんと三平くんなのだが、

実際の所、 師匠と『正治』 である。

ま、最初は行く予定ではなかったのだが、その壮大なる計画を煮詰めていたら、

なんだかとっても釣りに行きたくなってしまったのだ。

丁度、時間的にもベターなタイミングだったし、道具も車に装備していたので、

例によって、ヒマヒマなオレサマの店をちょっくら抜け出し、れっつらごー♪


この沼は、オレサマの家から一番近いポイントで、車で15分、チャリでも15分、

と、何ともいえない近さにあるのがとってもステキ。

最近公園化され、一時間程で一周できる程度だが、ヘラ、鯉の好ポイントであり、

最近とってもまずい方へ向かっている、外(とも言われてるな)来種の親玉も、

規模の小さい沼ながら、オレサマが確認しただけでも、MAX57cm(三年前)っつー、

ご立派なサイズもいてくれちゃう、お手ごろステキな沼なのだ。

こひろしの都合で、車二台で行く事になった為、駐車スペースの心配もあったが、

最近とっても品行方正なオレサマだけあり、きっちり二台分、駐車場が空いていた。

神様も、たまには見るところは見てくれているのだね。


さっさと車を停め、今回は、こひろしの特訓って事で、スピニング一本のみ持ち、

(こひろしは、まだスピニング一本しか持っていないのだ)

一通り、釣りのマナーと、ターゲットの習性、野池の攻め方等、一発で憶えさせにかかる。

これもまた、壮大なる計画の為である。

まずは、ポイントへのアプローチの仕方から始まり、ちょうど先行者もいたので、

その際のマナーを教えつつ、先へ先へとさくさく進む。

最近は、年齢、釣りの種類を問わず、マナーの悪い釣り人が、

以前にも増して多くなってきているので、ほぼつーか、完全に命令状態で教え込んだのだが、

こいつは、変に素直なので、オレサマ独自の理論をそのまま憶えていったようだ。

先行者も結構いたようなので、めぼしいポイントだけをさくさく攻めまくり、

話題の外来魚は、どういいった所を好むのか!?地形を読むってーのはどういうことか!?

つーのを説明しながら、えっらくシブいバイトを取りこぼしつつ、奥へ奥へ・・・・・・


しかし、教えながら釣るっつーのは、いつも思うのだが、とっても難しい。

説明している間に、数少ないバイトを取りにがし、あたりがティップに出ている所を、

何とか見せてやろうとすると、フッキングが遅れ、フックアップできねぇ・・・・・・

二時間ほどかけ、一周したものの、一本も捕れずじまい。

つりビデオを作製するのに、とっても時間がかかるのが良くわかるね。

一周したあとも、30分ほど攻めたのだが、結局フックアップに持ち込めた魚はナシ!

お互いの仕事の都合もあり、7〜8回、バイトを取っただけでこの日は終了。

いやいや、マイッタマイッタ(・_・ヾ

当然のことながら、こひろしもゼロ。

それどころか、バイトすら取れなかったようだけどな。


その二日後・・・・・・・・・・・・

またまた店に、こひろしが登場。

何か言いたげなので、特別に聞いてやると

こひろし「いやー、今日も行ってきたんですけど・・・・・」

オレサマ「だからなんだ?」

こひろし「二匹釣れちゃいました」

オレサマ「おー!それはめでたい♪」

こひろし「一匹はでかかったんですよ、ほら」

と、携帯で取った写真を見せられる・・・・・・・・・・・・

うむむ、携帯の写真はちっこくて、でかいのかちっこいのかさっぱりわからんのだが、

こひろし君は、釣り初心者ながらも、なかなか味な業(つーか煙草の箱を一緒に撮っただけだが)

を使ってくれたので、何とかサイズを確認。

オレサマ「おお!40あるじゃん」

ちなみに、煙草のサイズ、普通のフィルター付きは、長さ8cmと規格が決っている。
(これがいわゆる「キングサイズ」ってヤツ)

今年から釣りを始め、しかも、淡水は二回目で40UPを捕るとは・・・・・・・・・

まさに『ビギナーズラック恐るべし!!』だな。

で、本人は、その後も行こうかな?と言っておったが、オレサマは、

せっかく付いた運を逃すから、

壮大なる計画までは行くな!と言っておいた。

でも、一度味しめちゃったから、結局行くんだろうけどな・・・・・・


数日後、またまた遊びに来たこひろし(つーか、こいつは週2〜3回遊びに来るのだ)

やはりその後何回か行ったようで、これまたやはり、予想通り、一匹も釣っていないらしい。

だから言ったのに・・・・・・・・・・・


で、この後待ち受ける、『壮大なる計画』への準備は着々と進んでいたのだが、

(その日のために、オレサマの赤メタはオールペン&オプションが取り付けられた)

ジョニー○イデン機仕様メタニウムXT
傷だらけで、ヒビも入ってたので、調子に乗って全塗装!
ついでにエンブレムも付けたが、これが何かはヒミツだ。
ジョニー○イデン機仕様メタニウムXT
動力パイプもどきは、ほとんど役に立ってないです。 ジョニー○イデン機仕様メタニウムXT
黒のハンドルは、古いアンバサダーから移植。
ドラグノブ等は塗りました。

いろいろ厄介な行事が入っており、そいつをこなさねばならないという、とってもツライ状況に、

なぜか追い込まれることとなってしまった。


つー事で、ニハツめ―――――――――

と、さっさと行きたいのだが、物語はその二日前、17日からはじまるのだ!!

下の、グレーの字で記載されている部分は、オレサマ個人的意見がかなり入っているので、

釣具屋って言うよりも、一人の釣り人の意見って感じで、流して見てもらってかまわないっす。

つーか、かなり偏ってると思うので、飛ばしてもらっても良いかな・・・・・・・


この日、実はこのたび宮城県で制定された

『内水面の外来種における再放流禁止条例』

いわゆる、バス、ギルのキャッチ&リリース禁止条例、『リリ禁』ってヤツだな。

これがまた、実際に現場にいるものの意見や、事前に行われたパブリックコメントの結果を、

一切反映されないまま制定されちまったもんだからタチが悪い。

ちなみに、このパブリックコメントの募集も、たいした告知も無く、密かにネット上で行われたため、

知らない人も多かったようだ。(ついでに言えば、県内よりも、県外からの意見が多かったらしい)


で、その条例、5月1日から、向こう三年間は施行されるっつーのが決っちゃってるから、

いまさら何言っても遅いんじゃねぇか??

って思う人もいるだろうが、実際の所、以前から(たしか3〜4年前かな?)有志が集まり、

県や市に対して行動を起こしていたのだから、本来ならば、その活動をきっちり受けとめ、

行政側は、もっとちゃんとした形で、公聴会やらなんやらを開き、もっと一般にも判るように、

幅広い意見を取り入れて、吟味した上で決めなきゃいかんのに、どういった基準はわからんが、

極小数の人員だけを集め、オレサマに断りも無く、いつの間にやら取り決めちゃったらしいのだ。


オレサマも、釣りに関わり続け、早33年!!(家が釣具屋だからな)

オレサマの身体は、釣具の売上によって70%以上出来ているのだから、しらんぷりは出来ない。

このネタ取り上げないでいる訳には行かない立場にもあるらしいので、簡単にではあるが、

この際書いておこうってことなのだ。


つー事で、この条例を、何とかせにゃならん!!と、このたび結成された

『宮城釣り人連絡協議会』

の、第一回会合に参加してきたのだが・・・・・・・・・

ちなみに、受付をしていたうちの一人がオレサマです。


結局の所、どうやって選んだか判らん方々の意見だけ取り入れたものであるような無いような・・・・

つーか、オレサマも、釣具業界長いので、いろんなとこから得た情報どうり、無茶な条例なんだな。

ま、彼等が言うには、その手の外来魚を閉鎖された空間に放すと、実質上エサとなってしまう、

他の魚種(特に『在来種』と言うお魚さん)を食い尽くしてしまうんだそうだ。

いくら、魚食性の高い外来魚だからと言っても、そこのエサとなる魚貝類を食い尽くすなんて事は、

よほど狭い環境でもない限り、その生物が生きていく以上、まずありえないことなんだけどな。

生きていくためのエサがなくなりゃ、最終的にはそいつらも死滅するっつーの。

きっと彼等は、小中高もしかして大でも、理科&生物って授業が無い学校を卒業したに違いない。

参考までに、つーか、これは釣りをしない人にも知っておいて貰いたい事なのだが、現在日本では、

日本固有の在来種と言うものの定義は、魚類に限らず、ほとんど出来上がっていないのだ。

ちなみに、愛玩動物のTOPに君臨する、犬猫も、外来種ばっかりなんだよね〜〜〜〜〜〜。


個人的な意見として、オレサマとしては、そこら中に、いろんな魚を放流するのは反対ですよ。

たとえ、それが日本固有の魚であったとしてもね。


アメリカなんかではそうなのだが、その河川・湖沼に存在しない魚は、たとえその国の在来種でも、

その水域にとっては「外来種」となるので、在来種を保護するのならば、放流してはいけないのだ。

実際の所、在来種と思われている鯉は、中国から入ったものだし、タナゴ類も、外来の物がほとんど。

『ヘラブナ』に至っては、いろいろ説はあるものの、結局の所、人為的に品種改良されまくった、

実際にはこの世に存在しなかった魚ときたもんだ。

それに、リリースって言っても、釣上げた魚種の性質と、正しいリリース方法を理解していないと、

たとえ再放流したところで、生き残る確率は低くなり、ただただ殺すだけなんだよね。


もひとつ言わせて貰うならば、よく引き合いに出される、すでに絶滅危惧種と呼ばれている物が、

たとえ、この外来種にトドメを刺されて絶滅したところで、絶滅危惧種に認定された時点で、

どの道絶滅する可能性が高いのだから、わざわざ引き合いに出された所でねぇ・・・・・・・

説得力ねーよな。(天然記念物ってーのもおんなじな)

現実を直視すれば、公害等の「環境問題」のほうがもっともっと考えなきゃならん事だしな。

ま、こういったことを言い出すとキリがなく、あげあし取りやら屁理屈やら満載になって、

それこそ水掛け論になっちゃうので、このへんで勘弁してやらぁ!!つー事で♪


一度決ってしまった物を、簡単に覆す事は出来ないだろうが、このまま行くと、最終的には、

釣りと言う物自体の存続に関わりかねないので、バスをやらない人達にも関心を持って戴きたい。

現実、東北地方の例をあげると、相馬では、防波堤への立ち入りが非常に困難になってしまっており、

男鹿半島では、撒き餌を使用した釣りが禁止されてしまっている。

 (ちなみに、釣りで使用されている『撒き餌』は自然界での分解効率が、養殖漁業で使われている
  『配合飼料』よりも、遥かに高いことは、各メーカーの公開された実験データからも実証済み。
  環境問題うるさい中、作る側としちゃぁ、当然対処しなきゃいけないことだけどな。
  つー事で、普通に使っていれば一切問題ないはずなんだけど・・・・・・
  実は、この2つ、禁止に至った原因、経緯は、ほぼ一緒なんだけどね。 )


それに、もっとオレサマが危惧している事は、お子様達の情操教育ってやつだな。

これから書くのは、極論ってヤツなので、オレサマの思想だとか思わんでほしいのだが、

釣った魚を、『これは悪い魚だから殺しなさい』っつー事は、生きとし生ける物、生命と言うのもを、

とっても軽い物としてしまいかねないんだよな。

『草木も魚も動物も、みんな生きているんだから、どんなに小さな命でも大切にしようね』

なんてお決まりの台詞、聞いてあきれるってなもんですよ。

昨今、問題視されている、『若者の倫理観の欠如』とやらを、何かと嘆いている

『オトナ』のみなさんが、率先して欠如させているようなもんだな。


それと、もひとつ。

釣った魚を穴掘って埋めろ!なんて言ってる、とんでもさんが居るようだが、これって実は、

『不法投棄』にあたるって事知ってて言ってるのかな??

それに、土手や保護林、私有地などに、勝手に穴掘るのって、違法行為なんだよな。

あまり、無茶な事は要求せんでください。

オレは犯罪者になりたくないです。


実際、釣具屋も悪かったんだと思います。

良く、『釣具屋が密放流した!』なんて言われますが、ほとんどの釣具店は、はっきり言って、

そんなことしないです。

つーか、その手の魚をメインにした釣具屋って、意外と少ないんですよ。

なので、たとえ、リリ禁になったとしても、実際の所、大概の店は何とかなっちゃいます。

それに、漁協に加盟している店も多いですし、わざわざ違法行為を進んでやるヤツなんて、

常識的に考えて、そんなに居ないっすよね。

悪いってーのはそれではなく、釣り人への『ルール・マナー教育の徹底』を怠ったことです。

つーか、釣りの「ルール」「マナー」てーのは、以前からオレサマは言っておりますが、

・他人に迷惑をかけない、不快にさせない。

・ゴミを捨てない、汚さない。

・壊さない。

・許可無く、私有地等に立ち入らない。

などなど『一般常識』がほとんどなんですよ。

釣りができるような年齢の人間に、わざわざ教える必要なんてないことなんですがね・・・・・・・・・・・・

さぁ・・・・・・・・・・・・・・・・何が悪いんでしょう??

オレサマが釣りを覚えた頃ってーのは、なぜか、ちゃんと釣りを教えてくれる人達が大概居て、

これまた、釣りってーのは、結構『縦社会』なもんだから、いろいろ厳しかったんだよな。

その分、『ルール』『マナー』ってー物を、文字通り「叩き込まれた」もんなんだよ。

もちろん、それが全てただしいっつー訳でも無かったけど(笑)

とにかく、事の最も古い起こりは、この手のことから始まっていると思うんだよな。


いろいろ書きましたが、もちろん、オレサマの言っている事が全て正しいなんて、

一切、おもっとりません!ので、批判等あっても、受け付けませんのであしからず。

とにかく、釣りに限定せず、一人一人の意識の問題が、こういった現状を招いた事は確かなので、

すでに遅いのかもしれませんが、これ以上悪い方向に行かないように、まずは、釣り人から、

一つ一つ、改善していくように努力して行かんかい??

てー事で、宮城県で、釣りをされる方々にちょっと告知♪

『宮城釣り人連絡協議会』第二回会合が、5月8日、午後七時から

仙台シルバーセンターにて行われる予定です。

今のところ、メインとなる議題は、例のキャッチ&リリース禁止の対する物ですが、

決してバスフィッシング擁護団体ではないので、他の魚種を対象とされる方たちにも、

これから先、釣りを続けていく為にも、一度参加して頂きたく思います。

(男鹿半島の撒き餌禁止や、相馬の防波堤のようにならないためにもね)

どうしても、場を借りる為の費用を『会場費』として少し戴く事になってしまいますが、

日釣振の協力も得ている、素性のはっきりした組織ですので安心ですよ〜〜〜。

(なんて書くと、なんかかえってアヤシイな・・・・・・・・)


つー事で、仕事のことは終わり!!!

で、なぜか、オレサマがしなければいけなくなってしまった『雑務』を持ち帰り、

なんだかんだで寝たのは二時過ぎ・・・・・・・・・・・・・・

おいおい・・・・明日はえーんだよオレ・・・・・・・・・・・・・・


つー事で、一夜明け、18日。

この日がね・・・・・・とってもつらかったのだ。

朝五時半に起き、さっさと飯を食い、日曜だと言うにもかかわらず、内の近所の神社、

仙台東照宮 へ!!

なんと、この日、仙台東照宮350年大祭なるものが、厳かに行われるのだ。

商店会の青年部(しかも副部長らしい)に属しているオレサマは、参加せねばならなく、

朝こっぱから、そのおてってーをせにゃならんのだ。


徒歩ホで約15分と近いのはとっても良いのだが、いかんせん、寝不足がたたり、

おぼつかない足取りで、傍から見たら酔っ払い状態で向かう。

で、なにやるか?ってーと・・・・・・・・・・

簡単に言ってしまえば、御神輿が出るんですよ、これが。

しかも、五年に一度だけお披露目っつー、とってももったいぶった厳粛な物らしく、

通常イメージされる、「せやっせやっ!」とかの掛け声は一切なし!

静か〜〜〜〜〜にねりあるくだけなのだ・・・・・・・・・・・・約1.5kmを。


そんでね、この御神輿。

信じらんねーくらい重いんだ♪

ちゃんと測った事無いようなので正確にはわからんが、どうやら

1d 軽く越えてるらしい。(東北では、ほぼ最大なんだってさ)

で、それを、神輿堂から出すのだが・・・・・・・・・・・・・

おいおい、そんなおもてーの、10数人で出すのかよ!!!

しかも、高さありすぎて(天辺の鳳凰までで軽く2.5mはある)、入り口に引っかかるつーし。

で、そのままだとマジで出せないので、その鳳凰を取り外したのだが・・・・・・・・・・・

ムリな体性で取っちまったせいで、

「ぐはあ! ひねりまくった・・・・・」

右肩激負傷!!!

すさまじい激痛が走っちゃった。


オレサマの右肩は、何度もやっつけられており、ちょっとクセになっていたのだが、

そろそろ痛いのも嫌だからつー事で、ここ半年くらい引退してもらっていたはずなのに、、

350年大祭を記念して、残念ながら、右肩くん急遽、慢性故障に現役復帰。

うむむ・・・これは困った・・・・・・・・明日の壮大なる計画に支障が・・・・・・・・

なんて思うヒマなく、一気に神輿堂から運び出す。

さすが1dオーバー、とっても重かった(つーか、ここまで重いと、もはや痛い)んだけど、

何の何の、たかだか10数人でも運べるもんだね♪。

おじさんパワーをアナドってはいけないのだ。


で、あらかた出し終わったところで、今度は、担ぎ手の受け付け係。

そうそう、結構厳粛な「儀式」(いい響きだ)なので、

神輿渡行に加わるメンツ(300人以上居たのかな?)は、一部(役付きの人達ね)を除き、

白丁着&烏帽子、そして白マスク!!に統一。

決して、あやしいコスプレ集団ではないので注意。

で、その皆さんを引き連れ、厳粛な儀式を経て、神輿渡行に入るのだが・・・・・・・・・・


先にも言ったように、この神輿、とっても重いんだな。

三班40人編成で、交代に担ぐのだが、それでも一人当りの負担は、軽く見積もっても

30kg!

神輿を担いだことの有る人は判るだろうが、実際には、背が統一されている訳ではないから、

状況によっては、一人にとんでもねぇ重量がかかるわけだ。

で、そうやって進んでいくうちに、重さに負け、軌道が不安定になり、ふらつき始め、

だんだんと神輿が下がって来るんだが、そうなると、危険だし、かえってキツイので、

それを、移動速度も含め、修正してやるのがオレサマの役目。


軌道を戻し、ふらつきを抑える為に、2〜3人で修正してやるのだが、これがまた、

1dオーバーの神輿+40人分の重量を、

たったそれだけの人数で修正するのだから、傍から見るより、はるかにキツイのだ。

さらに、落ちてきた神輿に「肩入れ」ってヤツをしてやるのだが、これがまた結構きつい。

せぇの!の掛け声で、最後尾から一気に押し上げるのだが、みなさんへばってきているので、

一発目は大概一人で押し上げる形になってしまうのだ。

見事、オレサマの腰骨は、

『ごがごきごりぐごっ!』

っとばかりやっつけられてしまいました。

ぎっくりやっちまったかな?とも思ったが、歩けるのでそれは問題なしだが・・・・・

うをををを・・・・・・・・・壮大なる計画に、またしても支障が!!!!

で、それを延べ3kmほどこなし、最終的には午後四時くらいまでの拘束。

ぐへぇ・・・・・・・オレサマ、今晩運転できんのかな・・・・・・・・・

つーくらい、とっても疲れてしまいました。


おお!一体、これの何処が釣行記なんだ??

脱線しまくりじゃねーか。


で、家に帰り、昨日仕上げきれなかった物を速攻でやっつけ、メールで送信した後、

いよいよ!これからはじまる『壮大なる計画』への最終準備に取り掛かる。

車に給油をし、携帯の充電、タックルのチェック、荷物の積み込みをさくさくこなす。

で、日中、えらく汗をかきまくったので、シャワ―を浴び身を清め、午後8時30分頃

途中、こひろしを拾い、一気に秋田に向け出発!

これからロングドライブの始まりだ!!!

つーはずだったのだが、こひろしのやろう、九時には行くって言っておいたのにもかかわらず、

長風呂に入ってやがり、出発がちょっと遅れちまった。


で、午後9時15分過ぎたかな?改めて出発!!

とっても暗い、某霊園前の道を抜け、R48 を、まずは山形へ。

途中から、東根方面に抜け、今度はR13 を北上し、新庄からはR47 に入り、

酒田方面に向かった後、ちょっと道を間違えたりもしたが、今度はR345 に入る。

ここで、こひろし、睡魔との戦い無様にも敗れ去り、寝に入りやがった。

ちっ・・・・・、根性のねぇヤツだ。

(この後、こいつは目的地に着き、オレサマに起こされるまで一切目覚める事は無かった)


で、こからがまた、夜っつー事もあったが、

何も無い、誰も居ない、とっても快適なスピードで、

一度コンビニに寄りはしたが、ほとんど信号に引っかかることなくぶいぶい進めるのだ。

いや、これがほんと、何の邪魔もはいんねーの。

対向車とは、何台かすれ違ったものの、とにかく、えらい長い時間、

一台の車にも追いつかず、追いつかれることが無かった。

その後も、遊佐からR7 入り、仁賀保町を過ぎるくらいまで、一切車に追いつくこと無し!

ここまで先行車が居ないとサミシクなっちゃうくらい、一台だけで、ひたすら突き進む。

オマケに、昼間にやっつけた、腰と肩の痛みのおかげで、眠くもならん

(ちょっときついコーナーだと、すんげー激痛が走ってくれた)

いやー、これでかなりの時間を稼いだな。


しかし、この快適なドライブもここまでで、とうとうトラックに追いついちまった。

ここからは、やや、つーか、かなりペースダウン。

秋田市に入り二車線になるまで、延々おっそいスピードに付き合わされちまった。

これで一気に疲労度倍増!行きでは、これが一番つらかったな。

で、秋田市内で、ちょっと道を間違えたが、無事本線に戻り、一気に今回の目的地である、

八郎潟 へ!!!(これで何釣るかはバレたな)


と、言いつつ、昔、八郎近くにはここしかなかったっつーコンビニに寄り、ちょっと買い物。

ついでにトイレを借りたところ・・・・・・・

「おお!なんだこの顔!!」

そう、日中、とても天気がよかったせいで、日焼けしてたんだね。

し・か・も、烏帽子とマスクの痕くっきり♪

ぐはぁ!額の真中から、鼻のちょい下までローラーで引いたように

真っ赤じゃんか。

まったく気づかなかった、うひょぅ、はぁ〜〜〜〜ずかし―――――――――


そんでもって、八郎潟町に入り、チョコチョコっと道を進んでとうとう到着!!

公園に車を止め、まずは一息・・・・・・・・・・

こひろしをたたき起こしたのだが、さほど感動も無いようで、また寝に入りやがった。

オレサマ、始めてきた時は、結構興奮してたけどなぁ・・・・・つまらんヤツめ。

所詮、「にわか釣師」、いいとここんなもんなんだろーな。

こんなヤツのことは放って置いて、真夜中にもかかわらず、早速タックルを取り出しキャスト!

車に積み込んだ時点で、すでにスピナーベイトはセット済みだ!

以前、この付近だけで、スピナーベイトのフックがヘシ折れるまで釣った事があるので、

期待しまくりで、ぶんぶん投げまくる。

しかし・・・・・・・やはり真夜中過ぎるのか、一向に反応なし

それに、春とは言え、さすが秋田!夜はちょっと寒いね。


20〜30分ほど、ウロウロしていたのだが、いいかげん眠いので、車に戻り仮眠を取る事に。

時間を見ると、午前1時40分・・・・・・・・・・・・

おや???今気づいたが、もしかして、下道走って4時間ちょいで着いたのか??

二回コンビニに寄り、買い物&トイレにも行き、三回も道を間違えたのにね。

300km弱・・・・・・・・・はあったよな・・・・・・・・・・・・

ま、いっか♪時速は計算しないでね。

オレサマは、常に安全運転ですから♪


ついでに、燃料計を見ると、「おお!1/3くらいしか減ってねぇ!!」

オレサマの今の車はカタログ上60L入ることになっとるので、メーター目測&概算だが、

「すげぇ!リッター14くれぇ走ってんぞ??」

この車を買ってから二年半、一発でここまで遠っぱしりをしたことが無かったので、

長距離の燃費を測れないでいたのだが、これはすごい!!

前のは、八郎往復でも、リッター9km余裕で切ってたからな・・・・・・・・・・・・・


んでもって、気分的に満足して、早速仮眠に入るのだが・・・・・・・・

くはぁ!こひろし、イビキ&寝息うるせ―――――――!!

ったく、ちっとも眠れねぇじゃねーか。

とは言え、前日のお祭りの疲れと、寝ずに運転していた疲労のツープラトン攻撃を喰らい、

2時半頃には、なんぼか眠れた事は眠れたのだが・・・・・・これがまたえらく中途半端。

エンジン切っていたので結構寒いし、昨日いためた肩・腰の痛みが、突然思い出したかのように、

何度も何度も目覚し時計代わりになってくれたので、仮眠にすらならねぇよ。


で、結局、四時半頃には起き上がり、なんぼか明るくなってきた所で釣り再開。

今日の天気は、予報通り「曇り」のようで、午後から雨らしいが、それまでは風もなさそうだ。

夜中やった所と、暗くてちょっと行くのをためらった防波堤回りを攻める。

( ̄-  ̄ ) んー――――――――・・・・・・・・・・・・・

なんかすくねくない??

平年ならば、ここの防波堤は冠水していてもおかしくないのだが、すっかり顔を出し、

水面までも、そこそこ距離(といっても2〜30cm)があるねぇ・・・・・・・・・

おやぁ?

なんか嫌な予感

水もなぁ〜〜〜〜んか、変な色してやがる。

つか、なんかとってもばっちい色(←ほんと、こんな色)だな。

もともと、八郎はマッディー系の水質なのだが、ちょっと腐ってるっぽい色だねぇ。

始めは雲のせいかな?とも思ったが、ラインの色が、巻けば巻くほど変わってくるので、

こりゃぁ、ちょっと水の動いている所行かんとダメっぽいな・・・・・・って感じだ。


実はこの釣行。

もともとの予定では、現地でステキな情報を集めまくったヤツと合流する予定だったので、

あまり情報収集をしていなかったのだ。

が、拠所無い事情により、その『ヤツ』の予定が変更になり、肝心の『今現在の状況』という、

とっても重要な情報を入手できなくなってしまっていたのだ。

なので、こんな風になっているつーことは、今始めてわかったのだ。


そうこう思案していると、いつのまにか、こひろしも起き上がり、釣り開始。

でも、ここで粘った所で、状況は好転しなさそうなので、ちょこっとヘラ台付近に移動。

しかし、ここも反応は無く、短時間で切り上げ、移動する事に決定。


車に戻ると、ふと、携帯置き忘れていたことに気づき、確認してみると、

「おお!着信もメールも入ってる!!」

メールはあちきはどうすればいい??』とステキな内容だ。

実は今回の釣行には、現地で一人合流する予定になっていたのだ。

しかも、オレサマの釣行記には珍しく、オナゴだ。

名前は越後屋由美ちゃんという。

以前は仙台に居たのだが、現在、拠所無い事情に寄り、実家のある秋田に戻っており、

たまたま、仲間内でやってるサイトで、チャットしている時、なぜか由美ちゃんが、

「釣りがしてぇよぉ」という話になり、それなら、オレサマがもともと予定していた、

「秋田遠征のとき、一緒に行くかい??」って話になり、

紆余曲折が有ったかどうか判らんが、当日、合流することに決ったのだ。


思ったより早い連絡だよ、つーか、いつ電話来たんだ??

と時間を確認してみる・・・・・・・・おお!すでに15分たってんじゃん。

やべぇやべぇ、ナチュラルにシカトしてしまうとこだった。

急いで電話し、当初の予定では、

「食って(゚Д゚)ウマーい魚がいい」って話があり、

じゃぁ、海でやろうか?って事で、秋田港あたりで現地集合の予定だったが、こちとら、

秋田の地理感は、まったく無いに等しい上、秋田県内での釣りは、米代川のサクラマスと、

八郎近辺での外来魚しかやったことが無かったのだ。

しかも、いろいろ集めた事前情報では、

「秋田港?まだはえぇよ??」って話ばかり。

一度もやった事の無いポイントで勝負かけるには、ちとつらいっス。

そんなこんなで、一度、由美ちゃんを迎えに行き、それから決めようっつー事で、一旦、

秋田市内へ向かうことになった。

いや〜〜〜〜、改めて明るい時間に走ると、結構遠いんだね、

八郎〜秋田市間って。

途中見つけた、空飛んで、お金を貸してくれそうな形をした体育館に、

「秋田・・・侮れねぇな・・・」と感動。

ここで、今回の釣行のテーマ『秋田、侮りがたし!』が決った。

で、六時半頃かな?でっけー扇風機の下を通り、何とか秋田市南部(?)で合流。

ちょっと道がわからなくなっちゃったりして、結構待たせてしまった。


で、移動しつつ、今後の傾向と対策を練る。

由美ちゃんは、釣りは初めてでは無いのだが、やったこと有るってーくらいで、しかも、

えらい長い間ブランクがあるため、まずは、投げることから始めなきゃ行かんので、

実質上、初もいいとこ。

こひろしは・・・・・先日、やっと初魚をGETしたばかり・・・・・・・・・・・・・

うむむ・・・・・こりゃ、少しでも楽に釣る事が出来る可能性の高い「八郎」しかねーな、

って事で、また来た道を戻る。

いい具合に渋滞が始まりかけていたので、ちょっと時間かかっちまった。


今度は、ちょっと北上し、川を中心に攻めてみっかな〜〜??と考えていたところで、

こひろしが「携帯が無い!!」とか騒ぎ出し、落としたんじゃねーか?とか、

家に置いてきたんじゃねーの??と、話をしたのだが、一応心配なので、始めに入った所に、

一旦戻る事にしたのだが・・・・・・・・・・・・

これが今回の釣果を左右する事になるとは思いもよらなかった・・・・・・・・


公園の所では、落とす要因が無かったようなので、ヘラ台付近へ行ってみるが、

落ちている様子は無く、電話をかけてみても、何も聞こえてこないので、面倒だから、

「やっぱ、忘れてきただけなんじゃねぇ?」ってことにしておいて、今回の目的である、

外来魚M『大口淡水黒メバル』釣り本番へと、やっと移行するのだ!!!

我ながら、なかなかステキなネーミングだ!


ま、携帯探しに来たここからはじめてもよかったんだが、朝一で良くなかった事もあり、

それほど遠くない南側のポンプへ移動することに。

第一ポンプ付近には、ボートが入っていたのでパスし、第二ポンプへ入る。

車を邪魔にならんところに停め、さくさく準備してポイントへ入る。

いい具合に誰も入っていなかったので、「まずは一本♪」と、さっくり行きたかったのだが、

由美ちゃんのタックルをセットアップせにゃなら無かったので、ちょっと手間取る。

ま、初めての人に、一から説明するんだからしょうがない。

で、リグをきっちり組んだ所で、さくさく釣座に移動し、いくぶん根掛りが少ない所で、

キャスティング講習の始まりである。


この由美ちゃんて娘は、なかなかどうして、オレサマの言う、

『うをりゃっ!っと投げる』

とか

『えぃやっ!っと振る』っつー、訳わからん説明も、

見事に理解してくれる、とても素晴らしい才能の持ち主なので、非常に教えるのが楽なのだ。

これがまた、ほんとにミスキャストが少なく、多少フライ気味ではあるが、まっすぐ飛ぶのだ。

これは素晴らしい

昔、以前働いていた店にいたバイトの娘は、たとえどんなに正面向いて投げても

真横に飛ばすという、

超絶技の持ち主だったからなぁ・・・・・・

それとは比べ物にならんくらい、釣りの才能をお持ちでした。

こりゃいいや♪ とってもラクチンだ。

とにかく「狙ったとこに投げて、底まで沈めて巻いてくる」を繰り返させ、

「真直ぐ投げる」「底を取る」って感覚を覚えさせる。


では、オレサマも釣りますか♪

って事で、スピナーベイトもって、あやしげなポイントをネブリまくる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・反応ねぇなぁ・・・・・・・・・・・・

とにかく投げまくっては、ぐりぐり巻きまくったのだが、まったく反応がねぇ。

ま、ポンプが動いていねーから、まずまず厳しいとは思ってたんだけど、それにしても、

あまりの反応に無さ加減に、具合が悪くなってきたぞ?

ついでに、沈んでいるストラクチャーをかわし損ね、

「ぐぁ!オレサマのデルタフォースがぁぁぁぁ!!!」

速攻で一個無くす。


このままではやっちまう!!つー匂いがむんむんしてきた。

こひろしはともかく、せっかく連れて来たのだから、由美ちゃんにはなんとしてでも釣らせたい!

と、とにかく居そうな所をチェックしまくる事にしたのだが、どうもいまいち。

そんなこんなやってると、由美ちゃん根掛かり。

初心者には、はずすのは難しかろうって事で、オレサマが回収する。

うまく帰ってきたら、ワームのずれを直し再開。

切れたらオレサマがリグをセットしなおす。

ま、それが今回の「オレサマのメインの仕事」なのだ!


また、ポンプ周りで初心者講習をしつつ、オレサマも釣り再開。

低活性が目に見えていても、手返しのよさからスピナーベイトぶりぶり引き!

今回のオレサマの八郎攻略テーマ、『 漢 』の釣りで突っき進む―――――のだ!!

活性が低いなら、オレサマが活性を上げてしんぜよう!!

と、スピナベひたすら引き倒すだけという、オレサマの超絶秘技を繰り返した所!!

会心の一撃!!

オレサマのオンボロタックルが、ずっしりとした重量を受け弧を描く!!!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

うっひょ〜〜〜〜〜♪

やぁ〜〜〜〜っとかかっただぁ〜〜〜〜〜〜!

今回の釣行記はは、せっかくの『秋田』遠征なので、三平モードにスイッチを入れておく。

水面下50cmほどの、ポンプ際でやっとこ一本目がきますたよ。

ラインは16Lbフロロなので、それを信じ、ぐりぐり巻き上げる・・・・・・・

『どばばば!!』

おお!水面で暴れてくれました!!

くぁ〜〜〜〜〜〜たぁまんねぇなやぁ!!

すでに時間は午前9時すぎ(たぶん)、やっとこさの一本ですよ。

十分引きを楽しんだ後、三平モードなので、一気にゴボウ抜きと行きたかったのだが、

思ったより、重さがあったことと、ロッドがスローテーパーな物を使っていたため、

抜こうとしたら、これでもかっつー位ロッドがぶん曲がっちまい、

「ありゃ、抜けね」ってことで、慎重にハンドランディング。

おお!40UPじゃ〜〜〜ん♪

ど〜〜〜でぇ、みたか正治こひろし〜〜〜〜〜

コイツが八郎の大口淡水黒メバルだぁ〜〜〜〜〜〜!!

と、までは叫ばなかったが、一本目捕るまで時間がかかったにせよ、しょっぱなから

40あ〜〜〜ぷ!!(41くらいだけどな)

とは景気が良いねぇ♪


つーことで、隣に居た由美ちゃんにじっくりエモノのツラを拝ませる・・・・と、

「おお!これが!! で、師匠、こいつぁ美味いんですかい??

実にナイスな質問だ。

「味はまずまずだが、くせぇ!

そういや、由美ちゃんには、『八郎鱒(ここで言う、大口淡水黒メバル)の燻製』を、

食わせたこと無かったな。


以前、良く行っていた飲み屋に、そのアヤシゲなイチモツを持っていった事があるが、

これがまた、絶不評!

いや、味はまだ何とかなるのだが、匂いがね・・・・・・・・・

くせ―んだよ、こいつ!

つーか、皮くらいはがして、真空包装しろよな。

そう、こいつらは何がくさいって、『皮』がくさいのだ。

味自体は、そんなに悪いもんじゃないので、皮をはがして、それでも多少残る匂いを、

何らかの形で対処すれば、なかなかイケます。

白身魚で、結構淡白ですから、バターとの相性がすこぶるよく、ムニエルなんかがお勧めです。

匂い対策は、皮さえとってあれば、軽くレモン絞るくらいでおっけー♪

一度お試しを!!

ただ、捕獲する場所は、ちゃんと選ぼうね♪


くはっ、また脱線した・・・・・・・・

で、この最初の一匹。

車にカメラ置いて来た・・・・・・・・・・・・・・・・

くっ・・・・・・・いまさらとりに戻るのめんどくせぇな・・・・・・・・・・・・・・

つー感じで居ると、コイツがまた暴れてくれたおかげで、元居た所に落っことして終了。

うむ!ちょっと引きは弱かったが、さすが八郎!左の親指傷だらけだぜい!!

しかも、もしかしたら、これがアタリパターン??

とか思っちまったくらいにして、さらにスピナーベイトを引きまくる。


しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この後は一向につれません

TOPはもちろん、クランク、バイブレーションを、アヤシイ所にぶっこみ引きまくっても、

テキサスで葦打ちしてもまったく反応なし。

まぁ、さんざんこの狭いエリアで練習しまくったから、しょうがないっちゃしょうがないが・・・・

イカン!!このままでは、オレサマはまだしも、由美ちゃんや、正治こひろしでは、

一本も揚げられねぇぞ?

つーことで、ちょこっと場所移動をし、釣り易い所に二人を残し、ここは面倒見の良いオレサマ!

(注:どうやら女の子に対してだけらしいとか言う事には突っ込んじゃいけないです)

バズベイト(←無謀)だけ持って、一通り反応チェックの旅に出る。


うむむ・・・・・・・これは困った・・・・・・・・・・・・・・

一応、一本目はスピナーベイトで捕ったっつー事も有ったので、ちょっと悩みながらも、

バズを選んでチェックしていたのだが、一向に反応がねぇ!!

浮き上がらんように、スローリトリーブしたり、葦周りでフォールさせたりもしたのだが、

状況は一向に変わらないので、一旦戻り、フリッピングロッド&10inワームテキサス

(フックはがっちり中に押し込んで、フッキングしにくいようにセット)

にタックルチェンジして探り始めるが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

たっま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に、潅木の奥や、枯れた葦・がまの間で、

もふっ・・・・・・・・・・・・

つー反応があったりもするのだが、もともと二人に釣らせるポイントを探すつもりで居たので、

一切アワセなかったのだが、よく考えてみれば、二人ともスピニングなんだよな・・・・・・・

いくら枯れてるとは言え、こんなカバーにぶっこんで、たとえ掛かったとしても捕れねーよ。

しかも、がっちりフックを隠していたもんだから、ためしに「乗せて見よっかな〜〜♪」

なんて思ってもすっぽ抜けるし。

で、このままじゃ埒があかん!!つー事で移動。


車を南に走らせ、第三ポンプ周りに到着。

ここで、コンタクトを装着していなかったことに気づき、この時の為に途中で購入した

アルコールウエットティッシュで手をクリーンナップ!

コンタクト装着!!

アルコールが指に残っててスゲー目が痛いぞ!!

でも我慢して、偏光グラスセェェェットア――――ップ!!!

みょ〜に柄の悪いおっさんダンディなオジサマに変身だぁ!!!!


で、様子を見てみると、誰も入っちゃいねーようだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水わりりーな、ここも!

でも、せっかくきたっつー事で、いっちょやってみる。

オレサマは大丈夫だが・・・・・・・二人ともよく根がかる。

こひろしはおいといて、由美ちゃんのはオレサマがリグる。

スピニングの二人はラインが「もごる」

オレサマがほどく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

移動!


今度はどこいくかのう・・・・・・・・・と考えながら移動中、ちょっと休憩を挟む。

つーか、あまりに釣れなかった中、密かにネタになっていた『ばばへら』が食いたくなり、

途中で3人分購入しただけなんだけどな。

この『ばばへら』

秋田・青森(弘前方面か?)では、とっても珍しくないステキなデザート♪

そこそこ車の通る路上にパラソルを立て鎮座しており、ちょっと不可思議な「ポケ○ン」や、

27回くらい崖から落っこちたような「ドラ((≡ ̄♀ ̄≡))え○ん」の看板が目印だ。

たんなるアイスなのだが、「ばばぁ」が「へら」で、シュガーコーンに盛り付ける事から、

この名前がついたらしいのだが、実は、ばばぁによって、技術の差や、盛りの差があり、

しかも、色が違ったりするのだ!!!

で、味なのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・

一言で言えば、『ばばへら味』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昔、CO2の友人「シマツ」(大学の先輩)という逸材が、

「サッ○リンの味がする・・・・・・・・・・・・・」

とか言っていたが、いまどきそりゃねーだろ??

つーか、おめーいくつだ??

って聞きたくもなるが、そこまでは甘くないのでご安心を♪

たぶん、今までこれ食って死んだヤツの話を聞かんので、誰食ってもおっけーでしょう。

八郎、つーか、秋田青森に行く事があったら、ぜひ一度ご賞味あれ♪


つー事で、八郎来たらこれでしょ♪の、ばばへらを堪能し、コーンがまずい!

とか文句をいいながら、今度は西部承水路へ向かう。

途中、以前、結構いいのを釣った中央幹線水路に心惹かれたが、一気に移動。

しかし、この八郎潟干拓地ってやつぁ、なんてぇ広いんだ!!

いつも思うことなんだが、何で、ひとつの湖沼を釣り歩くだけで100km以上も

走んなきゃ如何のだ??

ま、一周82kmもある、元日本第二位の広さを誇る湖沼だけあるわなぁ。

で、いいかげん、どこ走ってんのか判らなくなった所で西部承水路に到着。

あ゛ー・・・・・・・・・・・・とーかった・・・・・・・・・・・・


で、外周側を、よさげな釣り座を探して走りまくったわけだが・・・・・・・・・・・・

うむむ!へら&鯉釣りおんつぁんばっかじゃねーか!!

釣りになりそうな、水門周りや、水深のありそうなポイントは、全て彼等で占拠済み。

こりゃ、ムリにはいれねーや。

あいてるところは、激シャローか、超ヘビーカバーオンリー。

これじゃぁツライな・・・・・って事で、内周側に戻り、あいてるよさげなポイントを探す。

しかし、何処まで行っても彼らの車が!!!

くっそ〜〜〜〜〜〜〜!こうなりゃ意地でも探しちゃる・・・・・・・

と、さらに南下したところで、一台も車の止まっていない水門をハケーン!

邪魔にならん所に車を停め、一旦ポイントを確認してみると・・・・・

おお!誰もおらんじゃないですか♪

つー事で、釣り再開!

ここなら根掛かりすくねーし、魚さえ居りゃ、誰でも捕れるだろー♪と、淡い期待を抱く。

しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんとなく、東部よか水がよさそうには見えたが、それは気のせいだったようだね。

でも、あっちよか、生命感はあったよ、へらの。


一通り、探ってみたものの、反応ナッシング。

そんなキッツーな中でも、水路の壁を探ってみたら、結構いい感じの反応があったので、

こりゃここで釣らせねば!!!

つー事で、由美ちゃんを呼び寄せ、こひろしの目の前で釣らせようともくろむが・・・・・

「なになになに〜〜〜〜♪」

オオオオォ……(ノ゜ο゜)ノ・・・・・・・・し、しずかにぃぃぃぃぃ・・・・・・・・

そんなにどたどた来たら逃げちゃうよぉ。

しまった・・・・・・・・「水際は静かに!」と、言っておくの忘れった。

逃げたな・・・・・・・・・・・と思ったのだが、もしかしたら、まだ居かもしれんので、

「ここにそぉっと入れてみ」

と、とにかくやらせてみる。

「??落とすってどうやんの??」

おお!こりゃマイッタ!!

そっか、「投げる」っつー事は教えたが、「下に降ろす」って事は教えていなかったな。

「こうやって・・・・・」

と、適度な長さにラインを引き出し、反応のあった壁際に沿ってフリーフォールさせてやる。

で、軽くシェイキング・・・・・・・・・・・・・・・・

うほ!反応しねぇよ!!

やぁ〜〜〜っぱ、逃〜〜〜〜げちゃったかなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜????

ポイントをずらしつつ、少し誘っても見たのだが、結局食わずじまいで終了。

くっ・・・・・・やっと釣らせられるかと思ったのに、マコトにもって残念ざんす。

ま、しょーがないねっつー事で、二人を水門付近に残し、何とか釣れそうな所を探しに、

フリッピングロッド一つ持って、周辺の葦際を探索。

例によって、フックは隠しまくりでフッキングできないようにしてある。


足音を立てないように、ゆっくりそっと、明鏡止水の心境で反応を探す・・・・・・・・・

うむむ!!魚はいるが・・・・・・・・・・・・・・へらが交尾しとるだけか・・・・・・・・・

う〜〜〜ん、へら釣師多いだけあるな。

と、ちょっと離れた所で「ぶふっ!」と、久しぶりに聞く、オレサマの心を揺るがす快音!!

うわ・・・・・・・・どっシャローで、魚雷ちゃんの呼吸(捕食?)音確認!

しかも、枯れた葦のがさつきが、なぁ〜〜んか異様に大きいな・・・・・・・・・・・・

ついでに、なんとなくだが、とってもミリョク的なお背中も拝見♪

あっちゃ〜〜〜〜、ありゃでけーわ・・・・・・

推定80はあるよ・・・・あの二人にあんなの掛かったら、一発でロッド折れちゃうね♪

オレサマ的には、心躍る、とっても素晴らしい獲物なのだが、いかんせんタックルが・・・・・

(フリッピングロッドではあるが、一度おっちょって、無理やり修復(道具部屋参照)したヤツだし、

 いくらフロロの16Lbつっても、かっな〜〜りきついカバーだからちとツライ)

マジで勝負かけてもよかったのだが、まだまだ攻める予定なので、ここで折るわけにもいかん。

残念ながら、素晴らしい標的を目の前に、不本意ながら敵前逃亡をかましてしまった。


その後、多少粘って見たが、一向に釣果のあがる様子も無いので、移動。

しかもオレサマ、体力の限界に近づき、まもなく眠気シンクロンマキシム!!

ヤバイ、異次元においといたエネルギー喰らって巨大化しそうだ・・・・・・・・・

説明しよう!!

オレサマの疲労度ケージがレッドゾーンに入り、臨界に達すると、

無駄に浪費されているパワーにリミッターが掛かり、その余剰エネルギーが、

極一部の機能に収束され、時と場合によってはとっても気まずくなってしまう、

ブライ眠気シンクロンマキシムモード

へと、本人の意思とは、まったく無関係に変換されてしまうのだ!

そうなると、いくらオレサマの強靭な精神力をもってしてもあがなえないぞ!!

○○○○な○○は、決してオレサマの側によってはならない!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

健康な成人男子なら、みんな経験あると思うんだけどな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


つー事で、ムリにでも自我を取りもどさにゃならんので、残りわずかな気力を振り絞り、

針路変更取り舵90度

目標!とにかく釣れそうなところへ向け、○○○発進!!

つー事で、一度まともな道に戻り、さらに南下。

調整池付近の水路周りを見に行くが・・・・・・・・・・・・・・・・

なんか、いまいちだなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・

よさそうな所もあったことはあったのだが、駐車スペースの確保がきつい所が多く、

停められそうな所を見つけても、ちょっと今の車で越えるにはキッツイ溝があり、断念。

前の車なら余裕だったのにな・・・・・・・・・・・・・

で、いろいろ探すうち、訳がわからなくなり、東部承水路へ戻る事に。

結局、ぐるぐる回っただけかよ・・・・・・・・・・・・・・・・・

途中、「一階平屋建てのビルと言う、とても予想だにしない建築物を発見し、

「秋田、侮れねぇ・・・・・・・・」

と、改めて秋田に敬意を表させられる。


で、結構いい距離をまた走り、大潟橋付近に到着。

今度はちょっと北上し、ポンプ回りへ行ってみる。

ここも、やっぱり動いてねぇ・・・・・・・・・・・・

田んぼを見ても、やっと田返し始まったところのようだし、水路は空っぽ・・・・・・・・

な〜〜〜んか嫌な予感がするが、ここなら足場もしっかりしているので、入ることに。

ここでこひろし、「乗るなよ」と言った鉄板の上に、素晴らしい足音と共に進入・・・・・・・

ぐはぁ・・・・・・・終わった・・・・・魚散るっつーの・・・・・・・・・・・・

それで無くとも状況の悪い中、露骨に見えるポイントの「給水口付近」は、これでほぼ壊滅。

きっと君の成績表には、「人の話を聞かない」と、渡される毎に書かれていたに違いない。


で、案の定反応なし!!

沖のブレイクも攻めてみたが、反応がないようなので、今度はオレサマも捕るつもりで、

フリッピングロッドに、パワーホッグ4inを通常にセットしてお魚探しの旅に出る。

こっちは最初に入ったポンプ周りよりもブッシュや葦が多く、開けた所が少ない。

初心者でも釣りになるポイントがすくねーのだが、幾つかへら台が点在しているので、

その周辺をチェックしてみる・・・・・・・・・

ピッチング・フリッピングで葦周りに入れてやり、そこそこハイピッチで探りを入れ、

何とかなりそうなところを探ってみると、これまでのポイントに比べれば反応あるっぽい。

比較的オープンな所はバイトをかわし、二入の為にポイントを温存。

とは言え、オレサマも釣りたかったので、多少カバーのきつい、朽ちかけたへら台付近に入り、

その周りの葦際に2〜3投したところで、

『ごっ!』

お!

『ぐっぐっぐっぐっ・・・・』

おおっ!!

でぇぇぇぇぇぇぇ

りゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

ぶち抜く位の勢いで、強烈なフッキングをかます!

一瞬、「折れるか?!」とも思ったが、ロッドは綺麗なカーブを描く!

おお!なんだか修理大成功っぽいぞ!

久しぶりのHITの為か、すっかり三平モードはリセットされ、なんつーか、いつもの、

笑倣江湖 根魚釣 モードにスイッチオ―――――――ン!

ってことで、葦に絡まれるのを回避しながら一気に引き寄せる!!

場を荒らす前にランディングに入ろうとしたが、立ち位置が、ちょっと高い所だったため、

水面近くまで降りようとした瞬間、ラインが弛んだのか、腐れた葦の周りに絡みやがった!

こりゃイカン!と、できれば乗りたくなかったへら台(荒らすっつーよりも壊れそうで・・・)

に足をかけ、絡んだ葦ごと、無理矢理ハンドランディング!!

お―――――!またも40ア――――ップ♪

がっちり上顎のかってーところにフッキングしてたおかげで、バラさずに済みました。

実はこの時点で、もうお昼過ぎ♪

何とか二本目(/ ̄▽)/ゲッ!!!とぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

は、良いんだけど、このローペースはあんまりだ・・・・・・・・・・・・


せっかく反応の多いところを見つけたので、二人を呼び寄せようとしたのだが・・・・

ゲ!そういや、こひろし携帯無いんだった・・・・・・・・・・

しょうがないので、何とか壊れないところまでへら台に乗り、ポンプにいた二人に向かい、

「結構反応いいから、荷物全部持ってこっちにこいやぁ!」

と、魚が散るのを覚悟の上、大声で騒ぐ。

(つーか、今気づいたが、由美ちゃんの携帯に電話すりゃ良かったんじゃん・・・・・)

もちろん、ランディングした大口淡水黒メバルも手高に持って見せびらかしだ!!

すると、了解したのか、二人でこっちに移動してくる。

捕った魚を見せてやろうと、枯れた葦をストリンガー代わりにしようとしたのだが、

思ったより魚が元気で重かった事と、葦の強度不足のため、あっけなく逃げられる・・・・・

うむむ・・・・・・・・さすが八郎の大口淡水黒メバル!アナドレねぇぜ!!

あっ!また写真撮るの忘れてた・・・・・・つか、荷物持ってきてなかったからカメラもなし・・・・・

あぁっ!そういや、携帯にカメラ付いてたんだっけ・・・・・・・・・・・・


で、程なくしてお二人様ご来場。

「この前おれ釣った奴より、ちっさかったんじゃないっすか?」

と、開口一番ノタマうこひろし・・・・・・・・・・・

こいつは・・・・・・ちょっと再教育の必要があるな・・・・・・・・・・・・

「さっきと同じくれーあっから」

遠目に見て、そんなコマイとこまでわからんだろーが、特にオメーはよ。

オレサマ、こんなこと、つーか、釣りの事でウソをつくようなオロカモノではないので、

天地神明に誓って、とまでは言わないが、40UPだと言い切る。


と・・・・・・・・・

「おい・・・・・オレの荷物は??」

なんか、スゲー軽装のこひろし・・・・・・・・・・・・・・

「え?自分のしかもって来てないですよ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「俺は、荷物全部持って来いって言ったよな??」

「えぇっ?おれだけ来いって意味だと思ってましたよ?」

やはり、こいつは人の話を聞いてねぇ・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・おまえ・・・・・・・・・・・・・・

 由美ちゃん一人置いて来るつもりだったのか??」

ずいぶんロクデナシだな、このやろ――――

オレサマなら、ぜってーそんな事しねーぞ?

こいつ・・・・正治にクセにナマイキな・・・・・・・・・・つーか、まさに正治だな。

こいつに比べると、SAGA君のほうが参拾八億六千萬倍優れて見えるな。


普段のオレサマなら、

「てめぇ、さっさと持ってきやがれ」

と、業務命令を下すのだが、その気力も既に無し・・・・・・・・・・・・・

それに、こんなヤツにナニ言ってもしょうがないので、二人にはそこで釣りをさせ、

すでにキまっている身体に鞭打ち、オレサマ自ら、走って荷物を取りに行く。

途中、すさまじい勢いで逃げまくる野鼠を発見し、その滑稽なサマに、ちょっと心和む。


で、体力を大幅に削り、さっき釣り上げたポイントで一休み。

そのついでに、オレサマのタックルを、

『捕る!』モードから、『探す!』モードに変更。

一息ついたところで、またも、お魚探しの旅に出る。

でもな・・・・・・・・・・・・・・やっぱ、スピニングタックルで、立ちこみナシで、しかもオープンウォーターで、

簡単に捕れるポイントなんて、ねーっつーの!!

反応あるのは、結構カバーの濃いとこばっか。

たまに、ややオープンなとこでも反応があったが、ランディングゾーンがヘビーカバーだったり、

キャストするスペース確保すら、まともに出来ないようなブッシュの中からの釣りだったりで、

キャスティングもままならない初心者向きじゃぁねーよな・・・・・・


結局、探るだけ探って、何の収穫もない旅が終了。

いいかげん、面倒になり、タックルを持ち替え、とち狂ったかのようにトップを引き倒す。

うむ!反応なし!!

当たり前だっつーの。

で、しばらくしたところで、軽く雨がぱらつき始め、今時期の雨は水温下げるからな・・・・・とも思ったが、

ここ数日、まともに雨が降ってないっつー事を考えると、意外と功をそうするか??

って事で、なんかムラムラとヨコシマな情熱の炎が燃え盛ってきたぞ!!

つーことで、一旦戻り、リグチェンジ。

今回しょっぱなに釣った、スピナーベイトに交換し、『漢の釣り』再開だ!!!


と、行こうとしたら、「・・・・・・・・・あの台のトコでばらしちゃいました・・・・・・・・・」

「おめー・・・・・・・・・・・・・ナニやってんだ??」

「いや、水面近くまで来たら、ばしゃって言って、びっくりしてばらしちゃいました」

「・・・・・・・・・・・・・・・・あれだけ『がっちりアワセろ!』って言ってるじゃねーか・・・・・・・・・・」

「でも、おっきかったんですよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは釣り上げてから言ってくれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

オマケに「ところで、おなかすかないんですか??」と、きたもんだ。

時間を見ると、既に午後二時を回っている。

一気に気鋭をそがれた・・・・・・・・・

オレサマは、

「釣りに集中すると腹が減らんから、何か食いたかったら自己申告しろよ」

と、こひろしには言っていたと思うんだが・・・・・・・


一度気にすると腹が減るもので、適当な所でこの場所を切り上げ、飯を喰いに移動開始。

どこか美味いとこねーか?と、由美ちゃんに聞きつつ、よさげなところを探してR7を南下。

しかし、行けども行けども、これといって食欲をそそる物がみつからねぇ・・・・・・・・・・

時間的にも、仕込みに入っちゃってる店が多く、平日つーこともあってか、定休日の所も多い。


途中、後日くる事になってしまった『ヤツ』に、この状況を電話する。

その『ヤツ』とは、オレサマの釣行といえば付き物である『若武者CO2』こと塩津紀彦だ。

こいつは根魚に限らず、ルアーで釣れる魚なら全て対象とされる、とっても優れた、

『魚探機能』を、標準装備しているのだ。

魚の居る所をかぎわける、その野生を超えた異常なまでの嗅覚は、まさにニュータイプ並みなのだが、

こっちにいないのでは何の役にもたたねぇ。

「釣れた?」

「釣れね――――」

「マジで?」

今回の状況経緯を説明すると・・・・・・・・・・・・

「あ゛―――――――――、ま、今の時期はねぇ・・・・・・・。

              その日その日で、ムラありすぎんだよなぁ・・・・・・」

話を聞いてみると、CO2の友人は、その前の週、川で(オカッパリ)50上げたそうな。

ぐは!やられた!!

やっぱ川か・・・・・・・・・・・・・・・・

当初の予定通り、はなっから、川にいっときゃよかったよ・・・・・・・・・

こひろしさえ携帯ねぇとか言わなけりゃ・・・・・・・・・・・・・・・・

なんかもうがっくり_| ̄|○

いろいろ話したが、「ま、がんばってぇください」つーことで、会話終了。

なんか、とっても「やっちまった感」おなか一杯っす。

 (ちなみに、その二日後あたりかな??
  CO2と、もう一人が、フラットボート持って八郎遠征に行ったそうなのだが、
  スコール並みの大雨と、サンダーボルト鳴り響く中、
  二日間で80本以上獲ったらしい。
  昔の八郎に比べればたいした事無い釣果だが、真上で響き渡る雷鳴と、
  ボート内が、ライブウェル並みに水が溜まっていく恐怖との戦いの中、
  よくもまぁ、これだけ釣ったもんだ・・・・・・と、感心しちまう。       )


そんな事やってるうち、いつの間にやら秋田市街まできちまった。

さんざん探し回ったが、「秋田のガ○トにしばらく入った事無い!」と言う、由美ちゃんの希望もあり、

結局ファミレスに決定・・・・・最初っからそうしとけばよかった。


で、飯を食い終わり、さてどこ行こうかのう・・・・・・・・・・ってとこで、由美ちゃんに緊急帰還命令!

三人での釣行はここまでとなり、今後の動向は、由美ちゃんを家に送ってから考える事になった。

しかし・・・・・・・・・・・・・ずーっと思っていたことだが、秋田市内っつーのは、非常に道がわかりにくい!!

なんと言っても、無駄に標識がありすぎて、どこを曲がっていいかさっぱりわからん!

まぁ、市街地を走ったのは今日始めてつーこともあるが、変に道路整備がされてるっつーことにも、

かなり問題があるんじゃねーのか?

くっ・・・・・・さすが秋田、アナドレねぇぜ!!

なんかもう、こればっか・・・・・・・・・・・


由美ちゃんを「でわ!また逢おう!!」

と、無事送り届けた後、一旦北上しつつ、どこに行くか見当。

当初、予定していたことでもあったのだが、

『秋田港付近でヒラメ狙い!!』

でもしてみるか♪と、野生のカンで秋田港まで行って見たが・・・・・・・・・・

「うむ!よくわからん!!」

秋田の海は初めてなので、皆目見当もつかず、雨での状況回復に期待して八郎に戻ろうかな?

とも考えたが、だいぶ暗くなって来た事もあり、結局、その昔、CO2とTOPで爆釣かました、

秋田市内にある「男潟」で、起死回生!ドドメの一発を狙うことに。


途中、こひろしが「知らない制服来た女子高生見て、『どこの高校だ?』とか思っちゃいましたよ。」

と言いやがったが、ここは秋田、知らなくて当たり前である。

こいつ、さんざん寝腐ってたくせに、すでにボケボケになってやがるな。


で、ちょっと道を間違えたせいもあり、少し遠回りしちまったが、何とか無事到着。

だいぶ暗くなってきたので、オレサマはスピナーベイトのみで勝負。

こひろしは例によってワーミングだ。

しかし、いいかげんやる気がなくなっているオレサマ。

一度ミスって水面近くの木に引っ掛けたら、ますますやる気がなくなり、でも無くすのが嫌なので、

今回初の、チェストハイウェーダーの投入だ!!

ロッドを適当な所にぶん投げ、車に戻って変身さ♪


説明しよう!

当初の予定では、はなっからオレサマに装着される予定であったこのアイテム!!

しかし、一人で立ちこみ釣り歩くのは、あまりにも極悪非道!

そのため、ダンボールの中に封印されたまま、一度も日の目を見ることなく帰還されるはずが、

ただただ『これ以上ルアーをなくしたくねぇ!』という、

オレサマの緊急事態打開理論により、

ここに、初めて姿を現し、ついに実戦投入される事となったのだぁぁぁぁぁぁ!!!


何の説明なんだか・・・・・つーか、最初っから使ってりゃ、もっと釣れただろうに・・・・・・・・・・

で、思ったより深くてびびったが、何とか回収。

その後、少々回ってみたのだが、今回の釣行で、オレサマ最大の敵として君臨しつづける、

『睡魔』との戦いに、とうとう敗れ去り、

もう釣る事なんてすっかりやめ、車に戻って仮眠・・・・・・・・・・

でも、あまりにも疲労ど満杯だと眠れねーんだよな・・・・・・・・・・・・・

ちょっと気持ち悪くなってきたし。


しばらくすると、こひろしも「もう暗くってダメです」と帰還。

結局、この後どこにも行く気がなくなっていたので、午後7時、仙台に帰ることに。

しかし・・・・・・・オレサマ2匹つーのも悲惨だが、他の二人はゼロ!!

と、まぁ、八郎遠征とは思えないほど、トンデモな釣果に終わっちまった。

オレサマもうがっかりだよ。

久々の八郎っつーとね、どうしても期待大!になっちゃうから・・・・・・・

こんなにツライ釣りの帰り道は久しぶりだね。


で、うちの常連さんから、『仙台は大雨』ってメールを貰っていたので、安全策をとり、帰りは、

高速を使って帰る事にしたのだが・・・・・・・・・・・・・・

途中、燃料が心もとないので給油。

貧乏人のオレサマは、最低限、安心して走れる量だけ入れ、ついでに、いくらかでも安く上げようと、

秋田南より先のインターまでのルートを聞いてみたのだが・・・・・・・・・・・

「ここからだと、北インターから乗るのが一番早いんですが・・・・・」

おい!オレサマは、そこよりもずっと先のインターまで、

どうやって行くのが一番早いか?

って聞いてんだよ!

くっ・・・・・こひろしより話し聞いてねぇ・・・・・・・・・・・・・・・

_| ̄|○

つか、窓くらい拭いてくれ・・・・・・・・・・・


それでも何とか気力を振り絞り、とにかくそっち方面のルートを聞き出し、とにかく出発。

R7を南下し、R13へ。

後は、価格が手ごろなインターまでひた走る。

ひた走る・・・・・・・・・・・・・・

ひた走る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あの―――――――――――、何で同じインターに行く看板ばっかあんの??

なんだかわからんが、行けども行けども、あるのは南インター行きの看板ばっかり・・・・・・・

これはきっと、オレサマのような真っ当な貧乏人から、

血の滲むような努力の末に手にした

僅かばかりの金むしりとるがため、

秋田県議会 『悪の秘密結社』

が仕組んだに違いねぇ!!

なんと言う事だ!オレサマの永遠のライバル、三平君の故郷と言う事で、油断していた!!

やはり秋田・・・・・・・アナドレねぇぜ!!!


しばらく走っているうち、せっかく秋田に来たのだから、どうしてもサー○ルKに寄りたくなり、

(仙台にサークルKは、オレサマの知る限り存在しないのだ。)

道を間違えた時に偶然発見した○Kに立ち寄った所、道間違えたってこともリセットされちまい、

店を出てそのまま、間違ったままの道を進み、ちょっと訳わからなくなる。

で、さらに行くと、知らないうちに結構走っていたようで、

『山形まで158km』の標識・・・・・・・・・・・・

つーことは、仙台まで200ちょいってことか??

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下道に決定!

いつの間にやら降り始めた雨の中、結局下道(R13)をそのまま進む事になっちまった。


ここからが大変だった・・・・・・・・・・・・・・・

ペースはのろいは、道はせめーは、雨は土砂降りになるは、

国道のクセにワインディングはあるは・・・・

一度、目の前を法定速度を遥かに下回る速度でとろとろ走っている車を、マジで

「こ・・・こいつ・・・・・・・・・・・・・・・・・

( ゜Д゜)<呪呪呪呪呪をかけてやる・・・・・・・・・」

なんて口走ってしまった。

こひろしは大受けしていたが、この時のオレサマは本気だ。


で、ついでに行違う大型トラックのみなさんのスプレーも喰らいまくりで、視界も効かず、

隣では、オレサマよか遥かに睡眠をとっているはずなのに、既に意識が朦朧としたこひろしの、

アヤシゲな呪いにも似た、ナゾの言動に苛つかせられながらも、何とかかんとか仙台に到着・・・・・

時計を見ると、『0:12』おお!既に日付けがかわっとる!!

特別に、こひろしを自宅まで送り届け、オレサマも家に帰る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だぁぁぁぁぁ!!!

つかれたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

もうフラフラっす。

で、こひろしから「携帯、家にありました」とのメールを受け、さらにぐったり。

その後、由美ちゃんに「仙台に無事到着」とのメールを入れ、さくさく寝に入る。

もうぐっすり♪

死んだように眠りこけ、予想通り、次ぎの日早くは起きられませんでした。


いやいや、なかなか大変な「秋田遠征」になっちまいました。

まさか、こんなに長文になっちまうなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまで読んで頂けたキトクな御方に感謝いたします。

つか、もうまもなく五月だってーのに、今年の釣果

いまだ6匹ってどーゆーこと??

何かに憑かれてんじゃねーか?今年のオレサマ・・・・・・・

ちょっと、いや、かなりの不完全燃焼具合が何とも・・・・・・・・・・・・

五月末か、六月頭あたり、も一回、八郎に行ってみっかな。























まだあったりして・・・・・・・・・・・



いや、その後、えーと、22日か?

エサ用の海水汲みに、仙台新港に行ってきたんだけど、何も考えないで行ってしまったため、

うを!さいかんちょー―――――――!!

オレサマが水を組む場所は決っているのだが、ちょっと浅いとこなんだよな。

ふだんは水に浸かっているところも、見事に渇いてらぁ♪

これでは水が汲めません。


つーことで、潮が上がってくるまでの間、釣りっこでもしてっかぁ♪

と、シーバスロッドと、八郎ではあまり活躍できなかった根魚用フリッピングロッドと、

数個のミノーとワーム一袋を持ち、防波堤に乗っかって、昨年大爆釣したあたりまで移動。

お?そういや、ちょうど一年くらい前だな。

水の色は、前日までの強風の影響か、底荒れ色満載。

でも、鯔なのか鰯なのかは判らんが(鯵っぽいのも居た)、ベイトフィッシュは多いようで、

タイミングさえ間違えなければ、結構いけそうになってきたね。

今回は、真昼間って事と、ここの所の天候の問題で、ステキな釣果は期待できないだろうが、

まずは、ミノーをぶんぶん投げまくる。

釣れない。

タックルチェンジ!

パワーホッグ4inテキサスを投げまくる。

釣れない

移動

振り出しに戻る

の、繰り返し。

うむ!今年のオレサマは、ダメダメっぽいな!!

二時間ほど、あちこち探ってみたが、まったく持ってアタリは皆無!!

潮も上がってきたっつーことで、戻りつつ釣り歩く。

と!かなり根元の方でダイビングミノーを投げていたその真上を、

「おお!シーバスちゃんハケーン!」

推定50〜60ってとこの、何とかフッコちゃんかな??な魚体を確認!!

うわ!釣りてぇ!!

速攻で巻き上げ投げるものの、時既に遅し!

どっかに消えていなくなっちゃった。

ま、見えてる魚は釣れねぇっつーし、もともと、水汲みに来ただけなので、

今日のところはこんくれぇで勘弁してやらぁ!

つーことで、海水60Lちょいちょい汲んで、家に戻りましたとさ♪



最近入手した情報等をまとめると・・・・・・・・・・


仙台近郊では、型はまだ小さい物が多いけど、シーバスの接岸が目立ってきており、

それこそタイミング次第では、15〜20匹はいけるようになってきました。

マゴチの姿も確認されだしたので、フラットフィッシュ狙いの方は、そろそろ♪ですよぉ!


牡鹿半島でも、根魚の接岸が始まり、こちらもデカイのはまだ少ないですが、

天候が、荒れさえしなければ、そこそこいい釣果は上げられるようになってきました。


今年は風が強い日が多く、非常に釣りをしにくい状況が続いてますが、

天候さえよければ、結構アナドレないかもしれませんぞぉ!


まもなく大型連休つーこともあるので、この機会にいろいろ試してみてはいかがっすか??

もしかしたら、もしかしますよ♪

山は雪降ったけどな。


次回予告――――――――――――――――――――――――――

さて、何釣るべぇかのう・・・・・・・・

たぶんシーバスか、根魚ってとこです。

――――――――――――――――――――――――――乞う!ご期待!!

at

at