水彩画帖     今までの 『今月のギャラリー』   

2007.1




 冬の曇りの日は無彩色の世界。
 灰色の空が低く重くのしかかるように感じられる日は、太陽の光も弱くて、木も道路も
建物も色彩が感じられない。雪が降り積もると、水墨画の世界のようだ。
 そんな冬に負けないように、緑濃く、赤い実をつける植物がある。
南天、やぶ柑子、冬サンゴ、千両に万両。モノクロの世界にワンポイントのように映えて
見える。その色の強さに負けないように、いつもより多めに絵具を溶く。


200701