※版木にうつすときは、下図のように、色ごとにわけて写します。
  このとき、見当(紙を置く位置の目印になるもの:各画像の線部分)をはっきりさせる
  のがポイント。見当がきちんとしていれば、同じ紙に複数の版を重ねて摺ってもずれる
  ことはありません。
↑見当
@版木を霧吹きで湿らせておく。
A絵具で色をつくり、版木に絵具をのせる。
B見当に合わせて摺る紙を置き、あてがみをあてて、バレンでする。
千田佐知子=木版画屋からこ   つれづれスケッチブック             ●木版画帖TOPへもどる
●蔵書票&豆本TOPへもどる


木版画の制作方法
(板目・多色刷り)浮世絵も同じ方法で制作されています

 「ひよどりじょうご」[4色3版刷]を例に,制作手順を簡単に説明いたします
[1]下絵を描きます 
[2]トレーシングペーパーに写し書きします
[3]トレーシングペーパーを裏返し,
    版木にカーボン紙転写します

[4]彫り
[5]摺り





[完 成]
上図の3版をあわせると、このように仕上がります



色を変えてすることもできます


     
はがきとして使用する場合は、宛名面に「郵便はがき」
または「POSTCARD」と表記します。




wbpgihou