2007.3




新作[わすれな草]木版画はがき
3月中旬に店頭に並びます
2007.3.1

 少々ご無沙汰しておりました。
おかげさまで変わらずにおります。
ただ、蔵書票の制作や木版画はがき〈春の作品〉は、3月
頭に納期が重なり、いつになく忙しい2月でした。なんで
2月は28日までしかないのだろう、せめて閏年なら……。
何度となく妄想しました。 睡眠時間が3〜4時間だった
エジソンが言った「お墓に入ったらずっと眠れる」という言葉
を思い浮かべては、「そうそう、私はこの納品を済ませたら
眠れるんだ」と自分に言い聞かせてました。

 好きな仕事をしている分、〆きりを守るとか当たり前のこと
をとてもとても大切に考えています。私の読みがあまくて
タイトなスケジュールに陥ってしまいましたが、やっぱり言っ
たことは守らなきゃ気がすまない!その意地で何とかクリア
できそうです。
 私ってこんなに早く仕事ができたんだ……。
そんな発見もありました。〆切が私を強くしてくれたようです
(笑)


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2007.3.15

 いつのころからか、天気予報で降水確率を時間ごとや地域
ごとに細かく言うようになりました。予報で降水確率が高くて
も、降るときは降る、降らないときは降らない。桜の開花予想
もお祭りの準備をするとか、そういった仕事に携わる人には
重要な目安になりますが、結局は自然のながれを100%予
測したり、人間の都合に合わせることはかなわないことです
ね。

 木版画の制作は、お天気にとても影響を受けます。和紙に
にじみ止めを施すのは晴れた日の午後にするとか、湿度に
よって絵具の濃度を変えたり、和紙に水を吸わせる具合を変
えたりとか。
 水彩画もお天気によって描き方が変わります。
これからの暖かい季節は、描いているうちにどんどん花が開
いてしまうし、絵の具は色によって水彩紙の吸収する具合が
変わります。
 制作の目安に天気予報は見ますが、作業を進めながら私
自身がその日の湿度や気温を感じ取ることが大切になりま
す。天気予報も細かくなり、便利なようになってきましたが、
カンを鈍らせないようにしたいなと思います。


梅ハ咲イタカ桜ハマダカイナ
[桜/ペン&水彩(部分)]


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どの版木とも真剣なおつきあいデス
2007.3.26

   ここ数日、シンクロナイズドスイミング、フィギアスケ
 ートの中継が続いていました。ジャンプで転倒したり、
 ミスがあったり……。練習では完璧にできたこともあっ
 たでしょうに、本番が勝負のすべて!厳しい世界です。

  「試合のときは緊張などで、思うようにできないものだ。
 最低の結果がでる。だからこそ普段の練習で自分の最
 低レベルを高いところまで引上げておけ」 高校のとき、
 弓道部の先生が話していたことを今でも思い出すことが
 あります。
  制作は人前ですることがありません。
 うまくいかなかったらコッソリ、なかったことにしちゃえば
 いいからちょっと気楽……?そんなことないのです。1枚
 1枚を真剣に摺らないと出来上がりにムラができたり、ぬ
 るい作品になったりです。人の手にわたったり、後まで
 残ったりするのですから、やっぱり真剣勝負。何枚描い
 ても何枚摺っても、誰かが見てても見てなくても普段の
 制作は誠実にのぞみたいと思います。  



200703