2006.6.19
木版画はがきの第1作目が「しだれ
桜」でした。これが思うように仕上
がっていなかったら、今ころ水彩画
だけに専念していたかもしれません
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前回の日記で、「偶然性に頼っているのでは」と言われた話を
書きました。いろいろメールを下さった皆さま、ありがとうございます。
まだまだ私は成長途中!偶然性を楽しむこと=今の技法だけに
固執しないでいろいろ試していくこと。そういった姿勢で制作を続け
ていきたいと思います。
でも、偶然って偶然じゃなかったかも、と思うことが多々あります。
ねらっていたバスに乗り遅れて入った本屋さんで、何気なく手に
とった本。ペンと水彩絵具で絵を描く方が書いた本。睡眠時間がなくなっ
ても描きたくてたまらない気持ちに拍車をかける本でした。
描きたくて描きたくて、会社辞めて絵描きになりたいと悩み始めたとき
に ふと つけたTV。西条秀樹の「ヤングマン」が流れていました。
「♪若いうちは〜やりたいこと〜、な〜んでもできるのさ」
そう!そうだよね!!!この歌詞を泣きながら聴きました。数ヵ月後、
会社を辞める決断をしました。
水彩画を描き始めて、その絵をパソコンに読み込んでレターセット
を作ってはお便りに使っていました。でも、コピーじゃない方法で何か
作れないかな?そう思ったときに気づいたのは、通っている絵のアト
リエの先生の本職は版画家であったこと。教えてもらわない手はあり
ません。そうして、木版画を始めるようになって、1枚1枚が手づくりの
葉書を作るようになりました。
こうして書いていたら今までの、いろいろなきっかけをたくさん思い
出してきました。どれもありがたい偶然。偶然かなあ?神様のお告げ
だったかもしれません(笑)
続きはまた次回に。
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