2006.2
2006.2.2
雪が降った翌朝、ゆきかき道具を持って庭へ。
朝早い人の足あと、塀のそばをゆくネコの足あと。
そして、数歩だけ歩いて急に消える鳥の足あと。
急に飛び立ったのかな。
きっと、ふだんと変わらない朝。
出勤の人も、ネコも、鳥も、いつもどおり歩いただけ。
降り積もった雪が、誰が通ったかを教えてくれる。
ネコの足あと、
ずっとついていくとどこに行けるのかな。
明日は節分。
鬼と一緒に、雪を降らす雲も、少し追い払えたら。。。
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2006.2.17
小さいころから♪咲いた〜さいたの歌でもおなじみのチュー
リップ。 あのぽってりした形はとてもかわいく、色もはっきり
していてイラストにもなりやすい。でも、かわいいとは思うけど
特に好きな花でもなかった。
絵を描くようになってからのある日、私はこどもっぽいと
思っていたチューリップにおどろかされた。
どの角度から描こうかと向きを変えたり高さを変えたり
していたときのことだ。ふと、中が奥底まで見えた。花の底
には、花の色とは対照的な、青とも緑とも、またグレーとも
いえない色がひそんでいる。
かいま見てしまった、すてきな秘密。
こどもっぽく見える外見に油断していた私は、意外なほど
複雑な中身を知って、一瞬でとりこになってしまった。それ
以来、お花屋さんでも花壇でも、チューリップは中をのぞき
こむ癖がついてしまった。
まだ風に雪が舞う寒い日が続いていても、お花屋さんに
並び始めたチューリップ。まだまだお休み中の植木鉢の
球根のチューリップ。
今シーズンはどんな色彩に出会えるだろう。
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200602
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